夢、破れたり
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さゆ 「・・・ほんとだね、
どーせ友達、いないもん。
先輩とお友達、してみようかな。」
拓 「お?
珍しく素直w」
さゆ 「失礼かw
まぁ、やってみてダメだったら
やめればいいし、」
拓 「やめるってなんだよw
ほんとお前、変なヤツ、」
そう言って、
わたしの頭をまた、わしゃわしゃと撫で回す、
この距離感バカ男に、
しっかり距離感の大切さ、
教えてあげなきゃね。
じゃないとわたしも、
“すき”になりそうで怖い。
さゆ 「先輩にだけは言われたくないw」
拓 「じゃあ、
おれ、
もう遠慮しないけどいい?」
さゆ 「え?
いや、
そもそも全然遠慮してなかったけど?」
誰だっけ?
マトモに話したこともないのに、
家にあげたりなんかして。
警戒心というものがないんですか、あなたには。
拓 「おれはお前と青春を謳歌することにするから、
お前はおれに付き合うの、わかった?」
さゆ 「それはそれで怖いんだけどw」
拓 「おれやりたいこといっぱいあるんだよね〜、」
ニコニコ笑顔で。
またうわーって後ろに倒れて。
寝そべったらブレザー、汚れるよ?
もう言わないけどね。
さゆ 「わたしの最大の夢は破れたのに?」
拓 「なに?
お前の夢、」
さゆ 「平穏無事な高校生活w」
拓 「平穏無事だろw」
さゆ 「先輩と絡むだけで
平穏無事は絶対無理なの、」
拓 「お前ほんと失礼じゃね?w」
さゆ 「先輩は女のほんとの怖さを知らないね?」
なんだかなぁ、
この人は、
自分のこと、わかっているようで、
全く、わかってない気がするよ。
なんだか疲れて、
わたしも横に倒れた。
制服、汚れるなぁとか、
朝から外ハネに巻いた髪とか、
丈が短めの裾からお腹が出そうだなとか。
全部全部、
もういいやって、
後頭部の下で両手を組んだ。
さゆ 「いい天気だね、
寝そう、
夕べ、
眠れなかったから、」