夢、破れたり
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いつもよりさらに早い電車に乗って。
学校へ来た。
まるで動物園の見せ物か何かみたいに、
たくさんの女子がわたしを見に来て。
ああ、
いつものやつね?はいはい。
“ええ⁈あれが⁈”
“川西くん趣味悪くない?”
“ブス専だったりしてw”
全部、聞こえてますよ。
それより、眠いんだよね。
夕べ、眠れなかったから。
鶴房くんがまた、庇ってくれようとしたから。
もういいよって言ったら、
なぜか、怒った鶴房くん。
少し、鶴房くんとも気まずくなってしまった。
昼休み、
いつもは莉乃ちゃんと食べるんだけど、
今日はご機嫌ナナメな鶴房くんを恐れてか、
わたしの席へは来なかった。
ちょうど何も食べる気にならないし、
それどころか眠いしで、
気がついたら、
机に突っ伏してた。
さゆ 「っわ、やば、寝てた、」
顔を上げたら。
拓 「お前、なにやってんのw」
さゆ 「・・・わっ、!
なっ、
は⁈」
拓 「昨日帰りなんかおかしかったし、
様子見に来たら、
寝てんだもんw」
眩しい笑顔で、
わたしの頭をわしゃわしゃと、
大きな手が、撫で回す。
さゆ 「・・・もぉ、
やだ、、、」
拓 「お前、返信しろよな、
フルシカトか、
・・・なに、
なんだよ、」
目を真ん丸に見開いて、
いつもの、ちょっと瞳が寄り気味な。
その顔、
結構かわいいよね、なんて。
思ったら。
突然わたしの手首を握って、立ち上がる先輩。
さゆ 「なに、」
拓 「・・・来い、」
さゆ 「なに、なんで、」
強引に手を引かれて、
外へ連れ出された。