夢、破れたり
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莉乃 「さゆちゃん、
ほんと、川西先輩と何もないの?」
さゆ 「え?あ、うん、
何もないっていうか、
えーと、
先輩、犬、飼ってて。
たまたま、そのワンちゃんとわたしが、
友達だったんだよ、」
莉乃 「ええ⁈
どーゆーこと⁈」
さゆ 「あー、ほら、わたし引っ越してきたし、
友達いなくて、
たまたまワンちゃんと仲良くなって、
そしたらそのワンちゃんの飼い主が
先輩だったの、
それだけだよ、」
莉乃 「へ〜、
不思議な縁もあるもんだね、」
結局1日、
たくさんの女子が教室へやって来ては、
鶴房くんが追い払ってくれて。
最後には鶴房くんもおもしろがって、
全く関係ないこと言って追い払ったりして。
途中宇宙人の真似してたのはほんとウケた。
それに引いて去って行く女の子もウケた。
おもしろい人なんだね、鶴房くん。
莉乃 「あ、さゆちゃん、」
さゆ 「ん?
あ、」
拓 「おせーよ、」
何やってんのって、
言うのももう、飽きてきたよ?
ほんとこの距離感バカ男のやることは全くわからない。
さゆ 「・・・何してるんですか、」
拓 「教室行ったら怒られるし、
そーなったら、
ここかなって、」
生徒玄関で待ってたこの人、
ほんと、
何考えてんだか。
あなたのおかげで、
今日1日、疲れましたよ。
でも、
鶴房くんがほんとにいい人だってことも知れたから。
そういう意味ではプラスだったかもしれないね。
莉乃 「じゃあー、、
私、先帰るね!
さゆちゃんがんばって!!」
さゆ 「ええ⁈」
がんばるって、
何を?
莉乃ちゃんも、変な子だ。
拓 「帰ろ、」
さゆ 「なんで一緒に、」
拓 「言ったろ?
おれといればいいって、」
さゆ 「いらないってぇ、、、」
拓 「なんで?
お前の念願の、お友達になってやるって、」
さゆ 「・・・わたしは
普通の友達が欲しいんだよ、、」
先輩の発想は、
ほんとぶっ飛んでて。
この人は意外と、
自分の存在感というものを、
未だに理解できていないようだ、、