夢、破れたり
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恐る恐る、
教室へ帰る、
2時間目が始まるギリギリに。
1年生の教室がある3階の廊下に、
たくさんの人。
上級生かな?
かわいい人がたくさん。
なに、してるんだろう、なんて、
パッと思いつかないわたしにはまだまだ、
過去のイジメが効いてないのかもしれないね。
汐 「おい、」
さゆ 「あ、鶴房くん、」
汐 「お前、
今度こそ見られてると思うで、」
さゆ 「あ、、、
それで、」
汐 「つかおれですらまだサボったことないのに
先越すなよww」
さゆ 「あ、あー、ね、
ほんと、
サボっちゃった、」
汐 「しゃーないやつやな、」
さゆ 「え?」
しゃーないやつ、と言って立ち上がった鶴房くん、
何を思ったか、、
廊下へ出て、確実に上級生だろうお姉さまたちに怒鳴った。
汐 「お前ら邪魔や!!
さっさと散れ!!」
見た目、
確実にドのつくヤンキーに見える鶴房くんが怒ったからか、
あっという間に元通りの廊下、
驚くほど静かな教室。
そこへ何も知らない先生がやってきて、
鶴房くんに、早く座れよ〜ってマヌケな声で言うから。
さゆ 「ぶはっw
鶴房くん、
漢すぎるってw」
汐 「ああ?
うるっせw
おれ嫌いやねん、あーゆーの、」
さゆ 「だからそれが漢すぎるんだってば。
いつも、助けてくれるね、
ありがとう、」
汐 「お前もうるさいねん、」
“おい!加藤!鶴房!
お前らうるさいぞ!授業はじめるぞー!”
先生の声なんて、
ほとんど聞こえないよね。
こんな風貌の、
意外な鶴房くんの優しさに、
ちょっぴり、
じんわり、
くるんだよ。
よく見たらイケメンだし、
その優しさ、
みんなに知ってもらえたら、
きっとモテるのにね?
変な人だ、鶴房くんも。