夢、破れたり
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拓 「おれってなんなんだろって、考えたりして、
ほんとは、おれ、“川西”じゃないなら、
とか、考えたら、名字で呼ばれんの
あんま好きじゃなくて、」
突然薄い目で晴れた空を見上げて、
コンクリートに寝転んだ先輩。
イケメンってむかつくなぁ、
それだけで絵になるんだもん。
さゆ 「ブレザー汚れるよ?
・・・わたしもついこの間まで
“加藤”じゃなかったからね、
未だに加藤さんって呼ばれても、
タイムラグがあるw」
拓 「・・・お前はじゃあ、
逆ってこと?」
さゆ 「両親離婚してこっちに来たから、」
拓 「ふーん、
ほら、
さゆでいいじゃん、だから。
何回名字変わっても、
さすがに下の名前は変わんねーだろw」
さゆ 「じゃあ、
川西先輩じゃなくて、
拓実先輩だね、」
拓 「お前が距離感がどーのこーの、
うるせーからさ、」
さゆ 「だって距離感バカ男なんだもん、」
拓 「しばくぞw
まぁー、
そゆこと。
あー、、ねむ、」
さゆ 「さすがに寝ないでよw
わたしは戻るよ、ちゃんと。」
寝転ぶ先輩の横で、
立ち上がる、わたし。
青空、眩しいくらい。
こんな空の下でまめちゃんと外で遊んだりしたら楽しいだろうな、なんて。
今から戻る教室の雰囲気の恐ろしさ掻き消すのに、
くだらない、妄想しちゃう。
拓 「おれは帰ろっかなー、」
さゆ 「好きにしてw」
拓 「なぁ、」
さゆ 「うん?」
拓 「パンツ見えてる、」
さゆ 「・・・ばっ、!
バカだ!クソバカだ!!
距離感バカ男のマメ男の盗撮男め!!」
拓 「ぶはっw
さすがに写真撮ってねーけどw」
さゆ 「ばーか!
変態って言いふらすからね!!」
拓 「お前ほんとおもろすぎだろw」