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拓 「お前さ、
なにシカトこいてんの、」
さゆ 「別に、
シカトはしてません、」
拓 「・・・なんなの、
敬語も、
鳥肌が立つって言ってんだろ?」
さゆ 「別に、」
拓 「・・・マメ、
寂しがってるよ、」
さゆ 「ちょっと、
忙しかったから、」
拓 「・・・彼氏?
忙しいって、
だとしたら、ごめん、」
さゆ 「はぁ?
カレシなんかいません、
ほんとに、忙しくて、」
拓 「カレシ?いねーの?
隣のクラスの、
佐藤、だっけ?」
さゆ 「なっ、⁈
なんで、それ、」
拓 「ほら、
言っとくけど、
だとしたらお前も距離感バカ女だからな?
マメがかわいいからって、
よその男の家、入っちゃだめだろ、」
1時間目を目前に、
誰もいないであろう、中庭の隅で。
やっとわたしの手を離したと思ったら、
ひどく怒った顔の先輩。
よその男の家、入っちゃだめって、
むしろ先輩が無理矢理連れてったんだけど?
そこの記憶は消えてるの?
さゆ 「・・・絶対、
誰にも言わないでね、」
拓 「別に、
言う必要もなきゃ、
おれには言う相手もいねーよ、」
さゆ 「トモダチ、いないもんね、」
拓 「うるせーw」
さゆ 「あれ、
お兄ちゃんなんだよ、」
拓 「は?」
さゆ 「先輩の隣のクラスの佐藤景瑚は、
わたしのお兄ちゃんなの、
あの人、転入生でしょ?」
拓 「・・・ああ、それで、
顔も知らなかったわけか、
はぁ、
ほんと、
脅かすなよ、、」
溜め息をついて、
せっかく離してくれた、わたしの手をまた、
引き寄せて。
急に座り込んだと思ったら、
またその上目遣い、
犯罪だね。
さゆ 「でもなんで、お兄ちゃんのこと、」
拓 「この間、話しかけられた、
“俺のだから、近付くな”って、」
さゆ 「・・・はぁ、、
お兄ちゃん、、ほんとバカ、」