距離感
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さゆ 「・・・じゃあ、
お邪魔しました。」
拓 「・・・明日も、
頼める?」
玄関先で、躊躇うように、そう、言いながら。
上目遣いでわたしを見る先輩。
ほんと、
この人、自分がモテる所作をしてることに、
気付いてないんだな?
天然だ、天然記念物。
さゆ 「邪魔じゃないんですか?」
拓 「・・・別に、」
さゆ 「じゃあ、
朝来ます、」
拓 「・・・さっきまで、
タメだったくせに、
なに?急に、敬語、」
そう言って、なぜかわたしの制服の袖を、
ピッと引っ張るこの人は。
距離感バカ男。
そう思って、
変に意識しないようにしないと。
イケメンは、みんな同じ。
イケメンは、みんな、悪いやつ。
さゆ 「いえ、すっかり、勝手に馴染んじゃって、
先輩ってこと、忘れてましたw」
拓 「・・・いいよ、
そのままで、
敬語、きもいし、」
さゆ 「・・・そう、ですか?」
拓 「ほら、見てみ?
鳥肌立ったw」
さゆ 「そこまでじゃないでしょ!w」
拓 「なぁ?マメ、」
さゆ 「唸ってるwww
先輩、ほんと、ネタじゃないよね?w」
先輩の足元で、
ウーウー、言ってるかわいいまめちゃん。
わたしには、威嚇にすら感じませんよ、
かわいすぎて。
拓 「うるせーなww」
さゆ 「じゃあ、、、
帰るね、」
拓 「・・・送るよ、」
さゆ 「だからw
すぐそばだって、」
拓 「・・・いいよ、一応、女子だろ?」
さゆ 「・・・小学生、、、」
小学生って、
そっちが言ったくせに。
ほんと、
不思議な人。
実は、
マメで、
律儀で、
おしゃべりで。
寂しがり屋なのに、
自分から人を遠ざける、
かわいい人、、、
天性の、
モテ男、
なのに、
距離感バカ男w