距離感
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拓 「お前も、
なんか言いづらいこと言ったし、
おれも1つ、言うよ、」
さゆ 「え?」
拓 「おれ、今まで、アホほどモテた、」
さゆ 「いや自慢かいwww」
拓 「しばくぞw
まぁ、モテにモテた。
でも中学でおれも色々勉強したから、
高校では誰にも話しかけないし、
誰ともつるまないように、してた。
でも去年、
委員会活動で連絡しなきゃいけなくて、
それで話しかけただけの女子が、
あることないこと、
嘘ばっかり言いやがって、」
さゆ 「・・・つらたん、」
拓 「散々、変な噂された挙げ句、
ストーカーされて。」
さゆ 「ちょ、思ったよりヘビー、、、」
拓 「まぁ、これでもさわり、
まだまだある、
だからおれは委員会だのバイトだの部活だの、
青春らしいことは何一つできない。」
さゆ 「・・・イケメンも楽じゃないんだね、」
拓 「だから、お前みたいなやつ、
初めてだし、
お前しか、こうして話したりできねーの」
そう言って、
苦笑いする先輩は、
やっぱり、
冷徹でも、ツンツンでも、他人に興味がないわけでもなくて。
きっと、
自分も他人も守るために、
そう振る舞うしか、なかったんだなって。
さゆ 「暮らしやすい世の中を、
目指したいもんだね、」
拓 「政治家にでもなる気かw」
さゆ 「わっ、
まめちゃん!!
くすぐったいよ!!」
ハウスを飛び出してきたまめちゃんが、
わたしに気付いて飛びついてくる。
ほんと、癒される、、、
お兄ちゃんは逆だったなって、
元々ツンってしてるふうに見える外見だから。
それで誤解されて、大変だったみたいで。
中学からは、誰にでもニコニコ、愛想よし。
その割には、
誰もパーソナルスペースには入れないんだよね。
それがきっと、
お兄ちゃんが辿り着いた、イケメン処世術。
お兄ちゃんだけを、
責めちゃいけないって、
わかってるのにな、、、