距離感
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先輩に借りたスウェットとタオルは、
あの次の日先輩の家の玄関に掛けておいた。
学校で返すなんてもっての外だし、
敢えて会うような関係でもないと、思ったし。
なんとなく、顔を合わせづらいのが、勝ったから。
そうして、なんとか、
何事もなく4月を終えようとした頃。
今年は昭和の日と週末とGWが上手に噛み合って、
大人は長い連休になるそうな、
ニュースで言ってたのに。
子供はぽつんの平日も学校なんだもん、
世知辛いよね。
汐 「溜め息、」
さゆ 「あ、鶴房くん、」
汐 「はぁー、言うてたでw
でっかい溜め息、」
さゆ 「ずるくない?
子供は学校があるんだもんね、
全部繋げて祝日にしてくれたらいいのに、」
汐 「ああ、おれも今日来るか悩んだわw」
さゆ 「ふふ、さすが鶴房くん、
悩むところが来るか来ないかなんだねw」
汐 「なんやさすがって、」
さゆ 「やっぱヤンキーなんだなって、
あ!!」
汐 「おいw
お前天然かw」
さゆ 「ゴメンナサイ、
ヤンキーだと思ってました、、、」
汐 「素直すぎやんw」
さゆ 「・・・でもほんとは
とっても優しい人でした、
ひと月、ありがとう。
わたし、
莉乃ちゃん以外でこうして話せるの、
鶴房くんだけです、、」
汐 「・・・なんやそれw
まぁ、お前はみんなの前で固まりすぎや、
普通にしとったらええねん、」
さゆ 「それが難しいんだよね、
でもがんばります、」
汐 「おう、」
鶴房くんとは、
少し仲良くなれた気がする。
強面な鶴房くんも、
どうやらあんまり友達がいないみたい。
みんな、
見た目で判断して損してるね、なんて。
わたしも最初はビビってたけど、、、
みんな、
みんな、
見た目で判断したら、
もったいないよね。