距離感
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たくさん、
まめちゃんと遊ばせていただいて。
その間、
なぜかこの人はずっとわたしたちを見てるから。
ああ、
なるほどね?
見張ってるんだ?w
こんなイケメンだもん、きっと色々あったんだろう、
お兄ちゃんみたいに。
さゆ 「さ、そろそろ帰ろうかな、
長居しちゃった、
ご迷惑おかけしました。」
拓 「なんで?
帰んの?」
さゆ 「・・・なんでって、」
拓 「・・・明日の朝も来れる?」
さゆ 「・・・土曜ですけど、?」
拓 「なんか、決勝までいったから、
今日も帰れないって、」
さゆ 「・・・・・・・・・・」
拓 「マメ、腹空かせたらかわいそうだろ、」
う、
脅迫めいたこと、
言うんだもんね、
さゆ 「・・・じゃあ、
ごはんだけ、」
拓 「待ってる、」
・・・
これだから、イケメンは。
それでホイホイ引っかかると思ってるんでしょ。
“待ってる”って、言いながら、その微笑み。
残念でした、
わたしはイケメンが嫌いなの!!
さゆ 「安易にそういうこと言うから
ストーカーに遭うんですよ、
じゃ、まめちゃん、また明日♡
ヨシヨシ、ひーかわいいw」
拓 「・・・変な奴、」
さゆ 「変な奴を連れ込んだのは先輩ですよ、」
拓 「そーだったっけw」
はっw
って、
素で笑うから。
ほんと、
変な人。
どこが、
“冷徹でツンツンで他人に興味がない”んだろう。
みんなこの人の何を見てるの?
さゆ 「お邪魔しました。
まめちゃん、またね!」
くぅーん
って、悲しげに鳴くまめちゃんに後ろ髪を引かれながら。
外に出ると少し暗くなっていて。
少し足早に、歩き出したら。
拓 「・・・待て、」
さゆ 「え?」
拓 「・・・送る、
暗いから、」
さゆ 「いや、いいです、大丈夫。」
拓 「・・・危ないだろ、
小学生のくせに、」
さゆ 「ちゃんと高校生ですw
じゃあ、また、」
拓 「変な奴、
送るって、」
さゆ 「いいって言ってるのに、」
拓 「なんだよ、
めんどくせー奴!」
さゆ 「どっちがw」
揉めながら歩いてたら。
さっさと着いちゃったよね。
さゆ 「うち、ここなので、
だから大丈夫って言ったでしょ?」
拓 「・・・あー、そう、
じゃあ、また明日、、」
さゆ 「はい、おやすみなさい、」
おやすみなさい、
には何のリアクションもせずに、
さっさと引き返す後ろ姿。
なんか、
ほんと不器用?な人だな、。