ツンツンのツン?
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もう、
諦めることにしようって。
いやだって言っても、
迎えに来る先輩も。
黒板、反対側ですよって何回言っても、
後ろのわたしの方を向いて、
ニコニコしてる先輩の従兄弟とやらも。
その姿を見て、
不思議そうに、かつ、気持ち悪そうに、
嫌な視線を向ける、鶴房くんも。
・・・鶴房くんの気持ちは、
結構わかるけど、、、
多分同じ顔してる気がするし、わたし。
わたしの学校生活は、
めちゃくちゃだ。
さゆ「・・・だからぁ、
迎え、いらないんだって、」
拓 「え?そう?」
さゆ「・・・もーやだ、」
拓 「マメ待ってる、」
さゆ「・・・人質じゃん、
犬質か、、」
そろそろ雨、
止まないかなって。
週末には晴れるって話だったから、
明日は晴れるのかな?
もう、7月になるっていうのに。
この、相合傘の距離感も、
もう、
そろそろ限界。
帰りも迎えに来てくれちゃった先輩。
甘すぎて、
酔う、。
拓 「明日、晴れるって、」
さゆ「・・・ふーん、」
拓 「どっか行かね?」
さゆ「ドッグランだね、」
拓 「多分他の犬噛むぞ、」
さゆ「犬見知りもするの⁈」
拓 「なんだよ犬見知りw」
そう言って笑う先輩。
もう、
わたしだって認めてるんだよ、
この先輩、かわいいって。
笑顔見るたび、
好きだって、
認めてるのに。
なのに、
恐くて。
どうすればいいのか、
わからないの。
「あら!
さゆちゃん!!」
さゆ「お母さま!」
拓 「あれ?今日休み?」
「会いたかったのよ!!」
さゆ「あは、わたしも、
お会いしたかったです、
この間のお礼も、まともに言えてなくて、」
「そんなの!こちらこそよー!
あのね、渡したい物があって、」
さゆ「???
わっ、まめちゃん!元気だね!」
拓 「おれも着替えてくる。」
さゆ「あ、うん、」
まんまと、
まめちゃんに釣られておうちにお邪魔したら。
久しぶりにお母さまもご在宅で。
あまりにも自然すぎて。
わたし、ほんとにこれでいいのかな、、
「なんだか、浮かない顔ね?」
さゆ「あ、、いえ、」
「拓実と仲良くしてくれてるのね、」
さゆ「仲良くって言うか、、」
「つらい?」
さゆ「え?」
「拓実といるの、」
さゆ「・・・そんなこと、、」
お母さまには、
全部お見通しだね。
やっぱり、
わたしの理想のお母さん像は、
先輩のお母さまだなって、いつも思うの。