ツンツンのツン?
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拓 「濡れてる、」
さゆ「え?あ、」
雨が。
梅雨という時期が。
傘が。
いけなかったのかもしれないね。
拓 「なぁ、」
さゆ「ん?」
拓 「晴れたらどっか行かね?」
じゃなきゃ、
こんなことには、ならなかったかも。
こんなに近くに、
先輩がいることも、
もっと少なかったはず。
距離感バカ男が抱いた肩が、熱くて。
ほんと、恥ずかしくて。
こんなに、
意識することもなかったのに。
くっついた肩が、
燃えるように熱くて。
さゆ「ドッグランとか?」
拓 「・・・おまえ、
ブレないねぇ、、」
だって、
まめちゃんでもいないと、
先輩と2人、なんて。
身がもたない、
何せこの人、
完全に今、距離感バグりまくってるから。
さゆ「多分まめちゃん、
ストレス溜まってるよ、
当分お散歩行ってないでしょ?」
拓 「言っとくけど、
おれもストレス溜まってるから。」
さゆ「何のw」
拓 「おれだって当分おまえと話してない、」
・・・こんの、
こんの!!
さゆ「・・・バカ男め!」
拓 「あ⁈」
久々に、出たかも。
あ、
って思ったら、もう声になってるやつ。
こんの、バカ男め!!
さゆ「ありがと。
もう着いた、」
拓 「近ぇーな、
玄関まで送る、」
さゆ「いいよ、
お兄ちゃんに見られたら、」
拓 「・・・おれから言うよ、」
さゆ「先輩、だからさ、
付き合ってもないって、」
拓 「ふーん。
おまえの家、何階?」
さゆ「・・・4階だけど、」
拓 「おまえの部屋、見える?」
さゆ「こっち側だから、
まぁ、見えなくもないかな?
あそこかな、あの、ワンコ柄のカーテン、」
拓 「ほんとに犬好きなんだなw」
さゆ「まぁ、犬ってか、動物全般好き、」
拓 「ふーん?
じゃあ、また明日。」
さゆ「うん、?
変なの、」
拓 「早く行け、」
さゆ「う、うん、
送ってくれてありがとう。」
拓 「ん、」
エントランスで、鍵を開けてる間も。
エレベーターを、待つ間も。
ずっと、視線を感じてて。
先輩こそ、帰らないのかなって、
不思議に思いながら、家に入る。
・・・まさか、
まさかだよね?
慌てて自分の部屋へ向かう、
鼻で笑われた、ワンコ柄のカーテンを開けると。
先輩ってほんと、
マメ男。
下でずっとこっち見てる。
ちゃんと家に帰ったか、確認してるんだ、、、
この人、
なんでこんなに優しいのに。
ツンツンのツン、で、
冷徹で、
他人に興味なし、なんて、
言われてるんだろうって。
そんな気、全くなかったのにね。
窓から手を振って。
そしたら先輩も、小さく手を振ったから。
なんだろう、じんわり、胸が熱くなって。
先輩は、
悪いやつなんかじゃ、ないね、。
わたしの心が、
弱いだけ。
