桜の季節
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すごい、
全部、
かわいい!!
玄関のインテリアも、
来い!って引っ張られて、
連れて行かれたリビングも、
わたしの唯一のトモダチ、フレブルちゃんのハウスも!
さゆ 「か、わいい、」
わたしもほんとは、
かわいいものが大好きで。
でも、お母さんもお兄ちゃんもシンプルが好きだから、
家はガランと、シンプルイズザベスト。
去年離婚しちゃったけど、
お父さんだけはかわいいもの、
たくさん買ってくれたんだよね。
拓 「おい、
コレ、
ちょっとやってみろ、」
さゆ 「へ?」
ぶっきらぼうに指を指す先にあるのは、
ドッグフード。
さゆ 「やってみろって、
何を?」
拓 「・・・今弟の遠征に付き添ってて、
親がいねーんだよ、
でもアイツ、
おれの匂いがついたら一切食べねーから。
昨日から何も食べてない」
そう言いながら、視線の先には、
スヤスヤ寝てるわたしの愛しいフレブルちゃん。
さゆ 「ほんとに飼い主なの?w」
拓 「ほんとは日帰りのはずだったんだよ、
弟が勝っちゃったから、
泊まりになっちゃって、」
そう、
面目なさそうに下を向いて。
なに?
この人全然しゃべるけど?
みんなは何を、見てるんだろう。
上っ面だけで人を判断して、
しかもそれをペラペラしゃべるのはよくないね?
お兄ちゃんは社交的に見えて、
すごく、警戒心のある人。
この人と、逆かもしれない、
ロクに知りもしない、わたしを家にあげちゃうなんて。
でもそれだけ、
フレブルちゃんが心配だったんだね?
普通に、いい人じゃん、、、