ツンツンのツン?
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どうやって帰ったか、
覚えてもいない。
多分、
あの後先輩が送ってくれたけど。
なにも、覚えてなくて。
ぼーっと、お風呂に入って、
ぼーっと、歯を磨いて、
ぼーっと、座ってたら。
メッセージがポンポン飛んできて。
そーだった、
この人、
距離感バカ男で、
マメ男だった、、、
“大丈夫か?なんか、帰り変だったけど。”
“返事しろ、相変わらずおまえは”
“おれのことだけ考えて寝ろよ”
この人、
忘れてたけど、
素が甘いんだった、。
それが、厄介。
もちろん、返事はしないでおいた。
さゆ「・・・なにやってんの、」
拓 「え?迎え、」
さゆ「いらないし、」
拓 「ふーん。」
ふーん、
じゃないから。
朝、
学校へ行こうと降りたら、
マンションのエントランスで待ってた先輩。
こんのマメ男め。
迎えだと⁈
そんなもの、いらないんだよ!!
さゆ「ほんとむり。」
拓 「おれもむり、」
なぜかわたしよりムッとして、
不機嫌にわたしの手を握った。
この人の距離感、
ほんとやばいから!!
さゆ「ねぇほんとむり。
付き合うとか言ってないよ?」
拓 「いいよ、おれが決めるから」
さゆ「どーゆーこと⁈」
拓 「おまえに決定権はない、」
さゆ「ありえないから!!」
拓 「なにが不満なんだよ?
顔か?
おれ、マメみたいにぶさかわじゃねーし、」
さゆ「だから、それは忘れてよw」
拓 「行くぞ、
ギャーギャーうるせー、」
意味わかんないから!!
そう言って、
先輩はわたしの傘を取り上げて
自分の傘にわたしも引っ張り込んだ。
さゆ「・・・せんぱい。」
拓 「あ?」
さゆ「あの、さ。
あのー、あのね、?」
拓 「さっさと言え、」
さゆ「たとえば、
断ったらどうなるの?
もう、先輩とはいられない?」
例えば、
今まで通り、とか。
無理なのかな?
たしかに、
わたしも先輩のこと、
好きって気付いちゃったけど。
でも、今までの関係で、十分だったし。
こんなに甘いのは、
多分わたし、耐えられないから。