キャラじゃない
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さゆ「先輩、ありがとう。」
拓 「は?」
さゆ「最後に、
先輩のこと、
ほんとに嫌いになれた、
イケメンって、
ロクなやつ、いないね?」
先輩のこと。
こんなにもわからなくなったのは、
初めてかもしれない。
拓 「おま、」
さゆ「2度と関わらないで、」
先輩の、“おまえ”も聞きたくない。
まるで、“特別”みたいに聞こえる。
先輩が、真っ直ぐわたしを見るその目、
今はもう、見たくない。
まるで、“特別”みたいに感じる。
先輩に、大きな手で掴まれるのも、気分が悪い。
まるで、
まるで。
“おれの”って、言われてるような気がする、。
先輩の部屋、
どんなだったかも、覚えてなくて。
後ろ手で、ドアを閉めた、
のに。
ドアにもたれて、
動けないんだもん。
結局、中学の頃と同じような話じゃない?
揶揄われてるだけ。
また、同じようなことじゃんって、
言い聞かせるのに。
先輩が、
触れた唇が、熱くて。
どきどきして。
心臓が、ぎゅってなる。
全部、全部。
せんぱいの、せい。
また、
人のせいにして、
下を向いて、歩くんだ?
ゆっくり、階段を降りたら、
まめちゃんのハウスが直線上に。
わたしに気付いたまめちゃんが、
その場で必死に何度も飛び上がって、
1番高く飛べたであろうジャンプで、
ハウスの柵を飛び越える。
“あん!”ってかわいく鳴いて。
あー、
まめちゃん、、
きみ、ほんとかわいいね?
早く、出なきゃと思うのに。
つい、抱き上げたら。
拓 「待て、」
後ろから、
先輩の声がして。
さゆ「え、?
せ、んぱ」
まめちゃん、
片手で取り上げて、
床に置いた先輩。
拓 「もう、
絶対帰ったと思った、」
さゆ「え?」
拓 「マメ、今日だけ褒めてやる、」
さゆ「いや、えらそうにしてるけど、
まめちゃん怒ってるからね?w」
拓 「1回だけ、言うからよく聞け、」
さゆ「な、に、」
拓 「おれ、
自分でも信じられないけど、
多分、
おまえのこと、
好きだ、」
さゆ「・・・は、?」
今、
なんて、?