キャラじゃない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
拓 「・・・なぁ、」
さゆ「・・・ん?
あ、、ごめん、
ごめんね、
帰るね、」
拓 「なぁ、」
さゆ「なに、もう、
あは、やめてよ、
なぁって、なに、うけるんだけど、」
窓のそばまで、
わざわざ来させて。
何を、
考えてんだって。
おれの前を通る横顔も、
こんなに、かわいかったっけ?って。
ネジが1つ、
外れたら。
全部が、緩むから。
バカみたいに、早口で、
なのに、
何の意味もない言葉を羅列するのは。
オマケに、
おれの嫌いな、
泣き顔。
拓 「・・・ごめん、」
さゆ「え、
な、え!なっ、
んっ、」
支えた、腰を引き寄せて。
窓の向こうに、見せつけるみたいに、
キスをした。
ごめん、
ごめんって。
おれがそばにいたら、
おまえはきっと、
ツラいんだよな?
なのに、
緩んだ頭は、
言うこと、聞かなくなってて。
拓 「“おまえ、
おれのこと、
好きになんないだろ?”」
さゆ「なっ、!
なに、かんがえて、」
自分で言ってて、
嫌になる。
拓 「おまえは、
おれのこと、
好きになんないもんな?」
さゆ「・・・・・・・・」
目をまん丸に見開いて。
涙も、止まって。
ただただ、
おれの目を、左右、
こいつの瞳孔が、
行ったり来たりするのを眺めながら。
カーテンを閉めた。