キャラじゃない
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さゆ「あ、あの、」
拓 「ん?
座れば?ここ、」
ここ、
って、
ぽんぽんって、大きな手で。
なんで?
なんで、隣、
座れるはずない。
さゆ「お邪魔します、、」
拓 「それは家に入る時に言ったろ?w」
さゆ「そ、うだね、」
拓 「ほんと、変なやつ。」
変なやつ、
って、先輩、口癖だよね?
よく、言われる気がする。
立ってたその場に、座ったら。
拓 「遠くね?w」
文句、言われて。
こっちこそ、文句、言いたいんだけど?
そこは逆に、近すぎない?って。
さゆ「そ、うかな、、
でも、ここでいい、」
なんで、
笑うの。
その笑顔、
見たくない。
どんどん、
“好き”って、
気付いちゃうから。
何の用?って、聞きたいのに、
声にならなくて。
なんで、
なんで、。
初めての、先輩の部屋。
見回すこともせず、
ただただ、
床としっかり、目が合ってるの。
そしたら突然、
白いフローリングの床が暗くなって。
顔を上げたら、
久々に先輩と、目が合った。
拓 「なぁ、」
さゆ「・・・・・・・・」
話しかけられてるのに、
声に、ならなくて。
わたしはいったい、何をしでかしたんだろうって。
昨日、迷惑、かけたから、?
もう、先輩は、
わたしを見ることも、しなくなったっていうのに。
さゆ「・・・あっ、
あの、あのさ、」
拓 「・・・なに?」
さゆ「ま、まめちゃん、
元気かな?
会いたい、」
拓 「・・・・・・・・」
誤魔化すように、咄嗟に出たのは。
さゆ「下に、いるよね?
最近、雨でお庭にも全然いなかったから、」
拓 「・・・・・・・・」
沈黙が、
怖くて。
バカみたいに、しゃべり倒すのに。
先輩が突然真っ直ぐ、
わたしを見つめるから。