キャラじゃない
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さゆ「すっごい、
見られてる。」
拓 「おまえの嫌いなやつねw」
さゆ「笑い事じゃないから!
先輩のせいだよ!」
拓 「そう、おれのせい、」
さゆ「・・・素直なの恐いんだけど、」
拓 「おまえワガママだよな?w」
さゆ「先輩にだけは言われたくない。」
拓 「そんなに嫌なら、隠れとけ、」
さゆ「ひゃ、!あ、」
電車の中でも。
こんなにこの路線の生徒、いたっけ?ってぐらい、
女子生徒が乗ってて。
ブツブツ言いながら、キョロキョロしてたら、
先輩の大きな手が、
わたしの後頭部、覆ったかと思うと。
わたしをドアと先輩が挟んで、
囲い込まれて。
こーゆーのが、
いけないと思うんだよって、言いたいのに。
今だけ、
今だけって、
それを静かに、
堪能してしまう自分がいた。
さゆ「お邪魔します、、、」
拓 「なに、急に、おとなしい。」
さゆ「ほんと失礼、先輩って。」
拓 「2階、上がって、」
さゆ「へ?いや、リビング、」
拓 「2階。
上がって1番奥な、」
さゆ「ええ、?」
有無を言わさず、
階段に押されて。
足取りは、重い。
2階は、初めてなんだけど?
って、指定された1番奥の部屋の前で、立ち尽くす。
なんで、2階?
いやそれよりも、
なんで、先輩のおうち、?
もう、
頭の中、めちゃくちゃで。
この人はいったい、何を考えているのか。
昨日まで、視界にも入れてもらえなかったのに。
今日はいつにも増して、甘い気がして。
なのに、
やっぱり目は、合わない。
何の用で、
連れて来られたのか、
想像もつかなくて。
不安で怖いのと、
いつも変わらない、先輩のおうちのいい香りに、
なぜかホッとも、するわたし。
拓 「おい、」
さゆ「わっ!!
もう!!後ろから急に話しかけないで!」
拓 「入ればいいのに、」
さゆ「いや、え、だって、なに?」
拓 「はいはい。」
そう言って先輩は、
軽くあしらって、わたしを部屋へ押し込んだ。