桜の季節
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さゆ 「おはよう、
鶴房くん、」
汐 「あ?
おう、」
へへ、
あれから
なんだかんだ、
鶴房くんと少し、話せるようになって。
しかも鶴房くん、
わかっているのかいないのか、
おうって言うとき、ちゃんと笑顔。
ずっと恐かったこの席が、
少し、
居心地がよくなってきた頃。
やっと、1週間が終わる、金曜日。
鶴房くんが恐いって、
あんまりわたしの席まで来なくなった莉乃ちゃんに呼ばれて、
莉乃ちゃんの席へ行くと、
後ろの席の男の子に話しかけられた。
「ねぇ、
加藤さんだよね?」
さゆ 「はい、
えと、」
「僕、木全翔也!
よろしく〜」
さゆ 「よろしく、きまたくん、」
また、新キャラ。
そっか、
莉乃ちゃんが川田、だからその次は木全か。
陽キャはあんまり、
絡まない方が身のため、なんて。
軽く挨拶をしたら、
自席へ戻る。
相変わらず、
わたしの前の席の男の子は、
イヤホンをしたまま。
何聞いてるんだろう?
さゆ 「あー!やっと1週間が終わった!」
莉乃 「ねー、しんどかったw
そういえば、さゆちゃん、
保健委員になってたね、?」
さゆ 「誰もやりたがらなかったから、」
莉乃 「保健室の掃除とかもあるらしいよw
大変そう、」
さゆ 「気楽にやるよ、
じゃあ、また来週、」
莉乃 「うん、ばいばーい」
改札で別れて。
ホームへ降りると。
あんまり見たくない顔=お兄ちゃんが、目に入ったから。
気付いてないフリして、
1番遠い乗車位置で待つ。
拓 「まーたお前か、
ストーカー、」
さゆ 「え⁈わ、
ストーカーじゃないです!!」
拓 「どうだか、」
さゆ 「わたしの家、
すぐ近くのマンションなんです!!」
お兄ちゃんに見つからないように、
こっそり、人影に隠れて立ってたら。
今度は後ろから、
むかつくヤツが湧いて出た。
しゃべらないんじゃ、
なかったっけ?
よく、わかんない人。