山王編


問:次の慣用句の意味を答えなさい
  『肝を潰す』

深「”非常に驚くこと”、ピョン」
河「悩む程の言い回しでもねーべ」
松「沢北、なんて?」

「”え、痛そ...大丈夫ですか?病院行った方が良いっ
 すよ!”」

松「長々書いといてこれか...大丈夫なわけないだろ」
深「なにひとつ掠ってないピョン」
河「誰が感想言えって?」
松「病院行けじゃないだろ、救急車呼んでやれ」
河「松本、ツッコむとこ微妙にズレてんぞ」
深「そもそも痛いで済むと思ってるのもアホすぎる
  ピョン」
沢「めっちゃ言いますね?!」
深「言われないと思ったのかピョン」
沢「だって!肝潰すとか怖いじゃないですか!ヤの
  つく人達の脅しか拷問でしょ!」
河「んなこと慣用句の問題に出すわけねぇだろ」
深「聞くが沢北...お前は肝臓が潰れて平気かピョン」
沢「んなわけないでしょ、なに言ってんすか」
松「こいつ......はぁ、なまじ純粋に心配してるせいで
  先生も戸惑った形跡があるし」
深「×の形に迷いがあるピョン」
沢「じゃあ惜しかったってことですか?」
河「そんなわけあるか」
松「ポジティブに捉えるな」
深「寝言は寝て言えピョン」
沢「そこまで言わんでも」
松「時に沢北。これに少し似た”肝を冷やす”って慣用
  句があるんだが...意味分かるか?」
河「やめとけ松本」
深「聞くだけ無駄ピョン」
松「いやもしかしたらってこともあるだろ...どうだ?
  沢北」
沢「え......内蔵冷やすの良くないっすよ」
松「...はぁ」
河「ほれみろ、だから言ったべ」
深「一字一句違わず予想通りピョン」
沢「な、なんすか...そんな変なこと言いました?」
河「気づいてすらねぇぞこいつ」
深「一応答え教えてやるピョン。”驚き恐れること”ピ
  ョン」
沢「へー...さっきのと似てますね」
松「だから少し似たやつって言ったろ。こっちのは
  ヒヤッとした時に使うんだよ」
沢「あ、肝試しってことか!」
松「ダメだこいつ」
沢「えっ」
深「ふぅ...お前の為に肝試し特別コース組んでやるピ
  ョン」
沢「えっ」
河「良かったな沢北。思う存分楽しんでこい」
沢「えっ」
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