大阪組編
土「はい次、諺の問題......なんやけど、訳ありやから
一気に三問分いくで」
問:次の諺の意味を答えなさい
(1)『生き馬の目を抜く』
(2)『虎の尾を踏む』
(3) 『蛇の生殺し』
土「順番に”油断のならないさま”、”非常な危険を犯
すこと”、”物事の決着をつけずにおいて苦しめる
こと”.........やのに自分らなんて答えた?」
「「「”動物虐待”」」」
土「はっはー息ぴったりやな......言うてる場合か!」
奈「わ、びっくりした」
南「うっさ...」
岸「遂にノリツッコミしだよったか」
土「はぁ......とりあえず言い訳聞いたるわ。三問とも
意味ちゃうのになんで全部同じ答えになるん?
おまけに三人揃って」
奈「やって馬はなんも悪いことしてへんのに...」
岸「せやな。外道のすることや」
南「仮に馬が悪いことしとっても飼い主の責任やか
らな」
奈「ホンマ、酷いことする人もおるもんやなぁ...」
岸「それやったら虎もや。尻尾踏まなあかん程ムシ
ャクシャしとったんかソイツ」
南「そのまま喰われたらええねん、ソイツ」
奈「ちょおそれ、虎もいい迷惑やって」
岸「それもそやな」
南「蛇も哀れなもんやろ。いっそ一思いに殺したっ
た方が蛇のためや」
奈「蛇になんの恨みがあったんかなぁ」
岸「単に痛ぶりたかっただけなんちゃうか?」
南「実際そういう人間もおるからな、一定数」
土「はいストップ、ヒートアップしすぎやろ。そろ
そろ口挟ませてもらうで」
岸「説明せぇ言うたんお前やろ」
土「言い訳や、説明ちゃう。で...自分ら動物に優しい
んはええけど勝手にストーリー作るんやめや」
南「見て感じたまんま答えただけやろ」
土「そない直接的な意味、諺にする必要ないやろ」
奈「けど淳君、なにも動物が傷つく内容にする必要
ないて思わん?」
土「奈緒ちゃん、その優しさ少なくとも諺には発揮
せんでええから、な?」
奈「えー...」
岸「なぁ、今調べてんけど蛇のやつは答え合っとん
ちゃうか?」
土「は?」
岸「”半死半生のまま放っておくことのたとえ”て書い
てあるで」
南「まんまやないか」
奈「やっぱ虐待...?」
土「ややこしいことせんといてくれる?奈緒ちゃん
混乱してもうてるやん。あと自分ら重要なこと
忘れてんで。これ意味答える問題で感想答える
んとちゃう。あと三問連続で同じ答えの問題も
出さへんし」
南「まあ...お前やからな」
岸「せやな」
土「かわいないわ。ホンッッッマかわいない」