結婚してよ!
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「結婚して深津!」
「まず先に何故苗字呼びになったか述べろピニョン」
「結婚したら私も深津姓になるから今のうちしか呼べないって気づいたの!同姓婚希望!でもまさか5年目にして疑問視されるとは...!」
「理解はし難いが理由は訳は把握したピニョン」
休暇に入り、寮から帰省した幼馴染。
前回会った時はまだ17歳だった彼は今日までに誕生日を迎え、無事婚姻可能年齢となったのだ。無論、求婚者である私も同じ。
しかし、以前から似たようなことを告げていたとはいえ、仮にもプロポーズに対する第一声が呼称の問題とは流石の胆力......そういうとこも大好きだけど!
「もう18なんだから結婚出来るよね?ね?!」
「それはあくまで本人の意思がある場合ピニョン」
「意思を持って!私と伴侶になるって意思を!」
「まあ落ち着けピニョン」
「...っ、でも!」
「だいたい、付き合う過程をすっ飛ばしてプロポーズはどうかと思うピニョン」
「うっ...!」
きました、ど正論。
そうです、我々お付き合いしてません。
私が一方的にラブコールしまくってるだけで、毎回躱されてばっかです。嫌われてはない......と思うけど、肯定の返事をもらったことなんかない。
「うぅ...」
「なに泣いてるピニョン」
「だってぇ......あ、諦めて私と、結婚してよぉ...」
「良いピニョン」
「そんな即と.........今なんて?」
「結婚承諾をしたピョン。婚姻関係を結んで伴侶になる、と言えば分かるかピニョン」
はい、とても......じゃなくて、え?
え、え?夢じゃなくて、本当の本当に?......あ、痛い現実だ。
「...げ、言質とったから!撤回出来ないからね!」
「そんなものハナからする気ないピニョン」
想い続けて十数年、幼馴染カテゴリーから婚約者へ飛び級です。