今日の深津君。
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登校時間...いつも通り
服装...いつも通り
顔色...いつも通り
機嫌...いつも通り
喉の調子...いつも通り
全体的なコンディション...いつも通り
特記事項...あげるとキリがない
「上田」
「はい!」
「うるさいピョン」
授業開始10分前、隣の席に座る大好きな人に名前を呼ばれる。本来なら素直に喜べる内容ではないのだろうけれど、私にとってはどんな言葉も有難い。
(...深津が私に話しかけてくれた!)
だって、深津が私に抱いた感情だから。
「ごめんね、口に出てた?」
「視線の話ピョン」
「やだ私ったら...無意識にガン見しちゃってたんだね...!」
告白こそしてないものの、私が深津に好意を抱いていることは、本人どころかほぼ学校全に知れ渡っている。
そりゃ、来る日も来る日も「うるさい視線」を向けていれば、気づかない方が難しい。
「用があるなら聞くピョン」
「あ、違うの!ただ深津が素敵すぎて...心の観察記録つけてただけなの!」
「普通にやめろピョン」
「今日も今日とていつもと同じ状態を保てるその自己管理能力の高さは表彰ものだよ!」
「いらないピョン」
「私の手作りでもよかったら送るよ!」
「資源の無駄遣いするなピョン」
こんなことを言いつつ、結局いつも好きなようにさせてくれてる。諦めていると言うべきか。
いずれにしろ、現時点で明確な拒絶をされたことはない。
だから、期待をしてしまう。
「上田」
「はい!」
「さっさと次の授業の準備しろピョン」
「私のこと心配してくれるなんて...!深津って本当に優しいね、そういう気配り出来るところ好きだよ!」
「口より手を動かせピョン」
「仰せのままに!」
授業開始3分前、隣の席に座る大好きな人に再び名前を呼ばれる。今度も簡潔に要件と、その言葉に含まれる意味をストレートに伝える物言い。
もちろん、私は都合良く捉えるだけ。
本鈴が鳴るまであと僅か。
今この瞬間も、深津一成は最高にかっこいい。