Case2
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快斗君と別れた後、私は蘭と園子と渋谷に遊びに来ていた。最近部活が忙しくて時間が中々取れなかったから、こんな風に誰かと遊ぶのは久しぶりだ。スイーツバイキングに向かっている途中、園子が出してきた単語に蘭と一緒に首を傾げた。
「怪盗1412号?」
「そう!今、若い娘が結構はまってる、おじさんの泥棒よ!流行りに興味のないさくらはともかく、蘭は探偵の娘なのに知らないの?」
「あのねぇ…だからって事件好きなわけじゃないわよ!」
なんかさり気なく園子にディスられた気がする。若干不満に思ったことが園子にバレたのか、園子に頭を撫でられながら「アンタはそれで良いのよ」と言われた。
「それで?その泥棒さんをウチのお父さんに捕まえて欲しいってわけね…」
「そうよ!今、米花博物館で世界の名のある宝石を集めて、展覧会をやってんの知ってるでしょ?そこにパパが出品してる我が家の家宝を、怪盗1412号の手から守ってほしいのよ!幸運を呼ぶ真珠『
なるほど、でも疑問が残る。
「でもそんな大きな泥棒が動くってことは、警察も動いてるんじゃないの?」
「警察に捕まっちゃったら、そのまま連れて行かれちゃうじゃない!蘭のお父さんが捕まえたら、直接彼の顔を拝ませてくれるかもしれないでしょ?」
顔?
蘭と顔を見合わせる。一体どうゆう事なのだろうか。
「園子、その怪盗1412号の顔を見たいの?」
「そうよ!だって1412号は世界中を騒がしている大怪盗よ!!どんな顔してるか気にならない??きっと素敵なおじ様よ!!」
「そうかねぇ…」
「私は見かけは案外普通の人だと思うな」
普通の人の方が、変装したときにバレにくそうだし。イケメンだと目立ってしまうだろう。
園子が不満げな声を上げた時、蘭が後ろを振り返って「新一!!」と叫んだ。…え、新一君??
まさか、と思って振り返る。でも新一君らしき人影は見つからない。それに新一君はまだコナン君のままだろう。この間のように何かの拍子に元の姿に戻ってしまったというなら別だろうけど。
赤信号になったことにも気づかずに、新一君を追いかけようとする蘭を園子と二人で宥めながら後でコナン君に電話してみよう、と考えた。