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第一章


むかしむかし、ある村に人々に悪さばかりするいたずらな狸・ろくべぇだぬきがいました。
畑を荒らされる、子供を泣かす、人をおどろかす、多くのいたずらをして村人たちを困らせていました。
ある日、堪忍袋の緒が切れた村人たちは村の偉い和尚さんのところへ行って相談を持ちかけました。
その和尚さんは大変知恵があることで高名だったからです。
「なに、私のところにもきましたがかわいいものじゃないですか。」
和尚さんはのんびりとこういいますが、村人たちは口々に言います。
「この間はおらの畑に入ってたらふく芋を食っていったんだ!」
「子どもがろくべぇを怖がって家から出てこないんですよ!」
「和尚様、何とかしてください!!」
村人から頼まれてしょうがなく和尚様はろくべぇだぬきを退治することになりました。
そして…
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