第2章


かりかり、と鉛筆を走らせていると後ろからドアを叩く音がする。
「どうぞ。」
ぎぃと扉が開くと見なくても分かる特徴的な足音が自分に近づいてきた。
「ご飯だよ~…マツリ、何それ?」
ガーナに問われてマツリは書いていたそれを持って答える。
「日記、せっかくだから書いてみようと思って。」
「へぇ~…見せて!」
すぐに見ようとするとのですぐに両手を挙げる。
「恥ずかしいから…嫌、かな。」
「けち!」
すぐにふくれっ面になる彼女に、マツリは椅子から立ち上がった。
「ほら、ご飯なんだよね…ノイさんに怒られちゃうよ!」
「誤魔化された…!」
いつか見せてよね!と言われるもその場から即座に逃げ出す。
後ろから甲高い声が追ってくるが、笑いながら空腹を刺激する良い匂いの元へと足を急がせた。

これは、とある記録。
いずれ、この世界の謎にまで至る海賊一味の物語。
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