第19章
前回は接近戦でボコボコにやられた為遠距離ならと臨んだ戦いだが、虚しくどの攻撃も外され発射していない鉄球も残りわずかになってしまった。
「くっそ、船員はこっちの方が上なのにあの動きは何なんだ…本当に俺達と同じ海賊か!?」
「…いや、こっちが付け焼刃の砲撃だからじゃないですかね。」
冷静に言われ無言で拳骨を落とされるも、部下の発言は的を射ていて新しい武器を試し打ちもせず本番をしようと言うのだから無茶な話だった。
(それにしても…見つからない様に遠くから発砲した割にはすぐに気付かれたよな、向こうの監視員が優秀だったのか?)
船長の感じる得体の知れない不気味さを自分も感じながら、これからどうするのか指示を仰ぐ。
「如何しますか、もうここまで球が無くなるともう撤退した方が…」
「ぐ、うぅ…。」
頭ではここで逃げた方が良いのは分かっているものの、勝てると思って吹っ掛けたケンカを自ら降りる羽目になるという不名誉に相手は歯をむき出しにして顔を歪める。
頭が悩んでいる内に、今度は向こうからズドンッ!と当たりはしないものの近くまで砲撃が飛んできた。
「船長、これ以上近付くのは危険です!」
他の部下からも悲鳴が上がる、そして決断を迫られた彼に更なる追い打ちがやってくる。
ガリィ…
確かに聞こえた何かが削れる音、振り向くと忘れられないあの顔が見えた。
「良かったよ、そっちからやって来てくれてさ。」
聞きたい事山程あるんだよね、と片目を前髪で隠した男が嗤う。
「くっそ、船員はこっちの方が上なのにあの動きは何なんだ…本当に俺達と同じ海賊か!?」
「…いや、こっちが付け焼刃の砲撃だからじゃないですかね。」
冷静に言われ無言で拳骨を落とされるも、部下の発言は的を射ていて新しい武器を試し打ちもせず本番をしようと言うのだから無茶な話だった。
(それにしても…見つからない様に遠くから発砲した割にはすぐに気付かれたよな、向こうの監視員が優秀だったのか?)
船長の感じる得体の知れない不気味さを自分も感じながら、これからどうするのか指示を仰ぐ。
「如何しますか、もうここまで球が無くなるともう撤退した方が…」
「ぐ、うぅ…。」
頭ではここで逃げた方が良いのは分かっているものの、勝てると思って吹っ掛けたケンカを自ら降りる羽目になるという不名誉に相手は歯をむき出しにして顔を歪める。
頭が悩んでいる内に、今度は向こうからズドンッ!と当たりはしないものの近くまで砲撃が飛んできた。
「船長、これ以上近付くのは危険です!」
他の部下からも悲鳴が上がる、そして決断を迫られた彼に更なる追い打ちがやってくる。
ガリィ…
確かに聞こえた何かが削れる音、振り向くと忘れられないあの顔が見えた。
「良かったよ、そっちからやって来てくれてさ。」
聞きたい事山程あるんだよね、と片目を前髪で隠した男が嗤う。
