第19章
それからおやつの時間も増やし、世間話や人魚の事を聞くだけでは無く、自分達の事も話すようになった彼等に、人魚も日に日に表情が柔らかくなってゆく。
「人魚さんは―」
「ルルゥ…。」
え、と聞き返すときちんとこちらを見返して彼は答える。
「ルルゥ…僕の名前。」
初めて自分の事を話してくれるくらいには心を開く様になった。
それでも人は選ぶ様で、最初から印象が悪いのか船長が来るとあからさまに嫌な顔をするらしい。
メソドは考えが分からないから距離を置いているらしく、ノイは悪くはないがまだまだ話せない事が多い中、マツリ、ガーナ、そして…サナには笑みを見せる程になってきた。
取り分けサナにはいっぱい話し掛ける分、人魚…ルルゥからも答えられるだけ言葉が返ってくる。
「ね~何でサナにはそんなにこたえてくれるの?」
今日は4人でお茶会をしようとお菓子をつまみながら話している中で、ガーナは口を尖らせてルルゥに言う。
「ガーナたちの方がさきにおはなしはじめたのに…。」
ぷぅと膨らむその頬を軽く突きながらサナは「も~妬かないの。」と笑う一方、そういえばと指摘されて初めて気付いたのかルルゥが考える。
「…家族に似ているからかもしれない。」
そこで初めて家族の存在を知った面々は、興味深く質問を重ねた。
「え、サナに似てるってみためが?なかみが?」
「中身…の方、おしゃべりなんだ。」
「あら~人魚に中身が似てるって言われるの、何だか悪い気がしないわね~。」
わいわいと話が進む中、マツリがぽつりと呟く。
「―家族、心配しているだろうな。」
「人魚さんは―」
「ルルゥ…。」
え、と聞き返すときちんとこちらを見返して彼は答える。
「ルルゥ…僕の名前。」
初めて自分の事を話してくれるくらいには心を開く様になった。
それでも人は選ぶ様で、最初から印象が悪いのか船長が来るとあからさまに嫌な顔をするらしい。
メソドは考えが分からないから距離を置いているらしく、ノイは悪くはないがまだまだ話せない事が多い中、マツリ、ガーナ、そして…サナには笑みを見せる程になってきた。
取り分けサナにはいっぱい話し掛ける分、人魚…ルルゥからも答えられるだけ言葉が返ってくる。
「ね~何でサナにはそんなにこたえてくれるの?」
今日は4人でお茶会をしようとお菓子をつまみながら話している中で、ガーナは口を尖らせてルルゥに言う。
「ガーナたちの方がさきにおはなしはじめたのに…。」
ぷぅと膨らむその頬を軽く突きながらサナは「も~妬かないの。」と笑う一方、そういえばと指摘されて初めて気付いたのかルルゥが考える。
「…家族に似ているからかもしれない。」
そこで初めて家族の存在を知った面々は、興味深く質問を重ねた。
「え、サナに似てるってみためが?なかみが?」
「中身…の方、おしゃべりなんだ。」
「あら~人魚に中身が似てるって言われるの、何だか悪い気がしないわね~。」
わいわいと話が進む中、マツリがぽつりと呟く。
「―家族、心配しているだろうな。」
