第19章
「え、見せたの?」
日頃なら記録はメソドかサナが仕事だが、今回は自分が決めた事だろうと容赦無く押し付けられ書く事になった船長に報告しにマツリは彼の部屋へ足を運んでいた。
どれだけご飯を食べたのか、見て分かる程度の健康状態、そして分かるだけの情報を報告しに来たのだが、船長は彼女が自主的にその額の目を見せた事に驚く。
「はい…自分でもあっさり見せてしまってびっくりしているんですけど。」
この目がある事は、マツリにとって社会で生活するには便利な所もあれば、その見た目から集団から弾かれてしまう一因にもなってしまうので、コンプレックスと思う所が一番多かった。
「聞きたい事があったのと…相手が人間じゃないから気軽に見せちゃいました。」
ある意味人間社会から外れた存在同士何も起こる事が無い…思い込みに近いがそう感じてやってしまったとマツリは眉を下げて船長を見る。
「すみません、勝手な事して…。」
「いやぁ、それはマツリちゃんにとって重要なコトでしょ?」
それを責めるつもりは無いと船長はあっけらかんと言う。
「相手は海の生き物だし…昔のミツメ族と交流があったかどうか、分からないしね。」
そういえば、と船長はマツリのバンダナを見つめる。
「ミツメはそもそも人魚の事は知ってたの?」
「マツリと同じだよ、空想上の生き物だと思っていた。」
溜息交じりで目玉が答えた。
「交流も何も住んでいる世界が違うから、知らないんじゃない?…少なくともオレはアイツに会うまで見た事は無かった。」
すらすらと喋るその言葉に偽りは無さそうだと感じた船長は「そうか。」とだけ返し、手元のノートに今回の出来事を簡単に書く。
「報告さえしてくれれば勝手な質問でも何でもしても良いよ、会話も出来るだけした方が緩んで相手がうっかりでも何か話すかもしれないしね。」
あ、でもかわいいだけは禁句ね、と言われ先日の咆哮を思い出しマツリは苦笑した。
日頃なら記録はメソドかサナが仕事だが、今回は自分が決めた事だろうと容赦無く押し付けられ書く事になった船長に報告しにマツリは彼の部屋へ足を運んでいた。
どれだけご飯を食べたのか、見て分かる程度の健康状態、そして分かるだけの情報を報告しに来たのだが、船長は彼女が自主的にその額の目を見せた事に驚く。
「はい…自分でもあっさり見せてしまってびっくりしているんですけど。」
この目がある事は、マツリにとって社会で生活するには便利な所もあれば、その見た目から集団から弾かれてしまう一因にもなってしまうので、コンプレックスと思う所が一番多かった。
「聞きたい事があったのと…相手が人間じゃないから気軽に見せちゃいました。」
ある意味人間社会から外れた存在同士何も起こる事が無い…思い込みに近いがそう感じてやってしまったとマツリは眉を下げて船長を見る。
「すみません、勝手な事して…。」
「いやぁ、それはマツリちゃんにとって重要なコトでしょ?」
それを責めるつもりは無いと船長はあっけらかんと言う。
「相手は海の生き物だし…昔のミツメ族と交流があったかどうか、分からないしね。」
そういえば、と船長はマツリのバンダナを見つめる。
「ミツメはそもそも人魚の事は知ってたの?」
「マツリと同じだよ、空想上の生き物だと思っていた。」
溜息交じりで目玉が答えた。
「交流も何も住んでいる世界が違うから、知らないんじゃない?…少なくともオレはアイツに会うまで見た事は無かった。」
すらすらと喋るその言葉に偽りは無さそうだと感じた船長は「そうか。」とだけ返し、手元のノートに今回の出来事を簡単に書く。
「報告さえしてくれれば勝手な質問でも何でもしても良いよ、会話も出来るだけした方が緩んで相手がうっかりでも何か話すかもしれないしね。」
あ、でもかわいいだけは禁句ね、と言われ先日の咆哮を思い出しマツリは苦笑した。
