第18章
次に目を開けた時はどことも分からない外だった。
全身から痛みがして、そこから自分がされてきた事を思い出す。
―当然の結果だった。
散々他人をいたぶって好き勝手やってきたのだから、自分がされないなんてそんな訳が無い。
虐げられるだけの生活から逃げ出して、間違った方法で力を得て自分も人の上に立てる人間になれるとでも思ったのか。
投げられた言葉そのままに自分に対して無様だと感じる。
てっきり殺される手前まで痛めつけられると思ったが、最後のトドメのアイツらに手加減されたか、俺が気絶した事で死んだと勘違いしたらしい。
正直これ以上生きても良い思いをするはず無い、他の敵対するグループにも顔が割れているし、元のグループに戻れるはずも無かった、なのに。
幸い拘束は解かれていて、ふらふらと立ち上がり場所を確認して一歩を踏み出す。
歩く事を、止められない。
いまだにあの感覚が自分の中で消えず、ここに来てそれが強くなってきた。
腹が減った。
最初に育て親から逃げ出したあの夜より、満たしてくれる何かを望んでいた。
ぽたり、ぽたりと流れ、服にも滲む血も痛みも気に留めず歩いていると、ふわりと香ってくる。
明らかな食べ物の匂い、それは死んでしまうかもしれないと感じ始めた俺の唯一の心残りとなった。
どうせ死ぬなら…食ってから死にたい。
足を引きずりながら辿り着いた匂いの元は、ある程度島の事を知っていたはずの俺だったがあまり見た事が無い飲食店らしき場所だった。
灯りこそ点いてはいたものの、深夜の時間では開いてないし、そもそも金など全て持っていかれたので無い。
それでも、店の周りを歩くとゴミ箱らしき物がありそれを求めて近付く。
蓋を開けると臭かったが、確かに食べ物らしき残骸がありそれに手を伸ばした、そこで。
「何だ、でけぇわんこか?」
アイツに、声を掛けられた。
全身から痛みがして、そこから自分がされてきた事を思い出す。
―当然の結果だった。
散々他人をいたぶって好き勝手やってきたのだから、自分がされないなんてそんな訳が無い。
虐げられるだけの生活から逃げ出して、間違った方法で力を得て自分も人の上に立てる人間になれるとでも思ったのか。
投げられた言葉そのままに自分に対して無様だと感じる。
てっきり殺される手前まで痛めつけられると思ったが、最後のトドメのアイツらに手加減されたか、俺が気絶した事で死んだと勘違いしたらしい。
正直これ以上生きても良い思いをするはず無い、他の敵対するグループにも顔が割れているし、元のグループに戻れるはずも無かった、なのに。
幸い拘束は解かれていて、ふらふらと立ち上がり場所を確認して一歩を踏み出す。
歩く事を、止められない。
いまだにあの感覚が自分の中で消えず、ここに来てそれが強くなってきた。
腹が減った。
最初に育て親から逃げ出したあの夜より、満たしてくれる何かを望んでいた。
ぽたり、ぽたりと流れ、服にも滲む血も痛みも気に留めず歩いていると、ふわりと香ってくる。
明らかな食べ物の匂い、それは死んでしまうかもしれないと感じ始めた俺の唯一の心残りとなった。
どうせ死ぬなら…食ってから死にたい。
足を引きずりながら辿り着いた匂いの元は、ある程度島の事を知っていたはずの俺だったがあまり見た事が無い飲食店らしき場所だった。
灯りこそ点いてはいたものの、深夜の時間では開いてないし、そもそも金など全て持っていかれたので無い。
それでも、店の周りを歩くとゴミ箱らしき物がありそれを求めて近付く。
蓋を開けると臭かったが、確かに食べ物らしき残骸がありそれに手を伸ばした、そこで。
「何だ、でけぇわんこか?」
アイツに、声を掛けられた。
