第18章
そこからは前以上に荒んだ生活が始まった。
先に盗みは覚えていたもののそれだけでは足りないとケンカのやり方を教わり、人に暴力を振るってでも物を奪う事や仲間達と一緒に集団で襲ってより食材や金銭を多く奪う事が増え、より後戻りが出来ない状態になっていく。
それでも、以前より自由が利き自分も強くなっていくものだから、仲間達から離れるつもりは無くこのままの生活で過ごしてゆくのだろうなと薄ら思っていた。
ただそこに、犯罪に手を染めているという意識は全く無い弱者をいたぶり自分の事しか考えられない自分勝手の粋がっている大きなガキが出来上がる。
幸か不幸か、覚えさせた奴が良かったからか元から筋が良かったからなのか、いつの間にかグループの中でも強くなっていきより荒仕事を任される様になり、これまで自分は虐げられてきた人間から確かな力を持った略奪者になれたのだと、力を持った事で暴力を振るう度黒い快楽を感じた。
調子に乗り始めた不良集団での生活の中、ある情報が周ってきた。
このグループを束ねるリーダーが警官に捕まったと。
始めの内は皆口々に「そんなはずは無い。」「暫くすれば戻って来るだろう。」と言っていたが、一週間しても戻らないリーダーにそれが現実だと思い知らされる。
「―新しいリーダーを作るしかない。」
その意見に反対する者はいたが、それでも帰らないリーダーを追う様にそいつらもいつの間にかいなくなった。
このままではこのグループも無くなってしまうと皆がそう思ったのか、当時グループ内で一番強いと言われていた俺に白羽の矢が立つ。
このグループをまとめて欲しい、と。
先に盗みは覚えていたもののそれだけでは足りないとケンカのやり方を教わり、人に暴力を振るってでも物を奪う事や仲間達と一緒に集団で襲ってより食材や金銭を多く奪う事が増え、より後戻りが出来ない状態になっていく。
それでも、以前より自由が利き自分も強くなっていくものだから、仲間達から離れるつもりは無くこのままの生活で過ごしてゆくのだろうなと薄ら思っていた。
ただそこに、犯罪に手を染めているという意識は全く無い弱者をいたぶり自分の事しか考えられない自分勝手の粋がっている大きなガキが出来上がる。
幸か不幸か、覚えさせた奴が良かったからか元から筋が良かったからなのか、いつの間にかグループの中でも強くなっていきより荒仕事を任される様になり、これまで自分は虐げられてきた人間から確かな力を持った略奪者になれたのだと、力を持った事で暴力を振るう度黒い快楽を感じた。
調子に乗り始めた不良集団での生活の中、ある情報が周ってきた。
このグループを束ねるリーダーが警官に捕まったと。
始めの内は皆口々に「そんなはずは無い。」「暫くすれば戻って来るだろう。」と言っていたが、一週間しても戻らないリーダーにそれが現実だと思い知らされる。
「―新しいリーダーを作るしかない。」
その意見に反対する者はいたが、それでも帰らないリーダーを追う様にそいつらもいつの間にかいなくなった。
このままではこのグループも無くなってしまうと皆がそう思ったのか、当時グループ内で一番強いと言われていた俺に白羽の矢が立つ。
このグループをまとめて欲しい、と。
