第17章
「余計な事言いやがって…。」
警官達が使う馬車の中、仲間達と一緒に捕まった彼等は、ほとんど気を失っている彼等を見ながらぽつりと呟く。
「でも、嘘じゃないでしょ?」
全く悪びれる様子は無く、寧ろスッキリしたという様な態度に相手は仏頂面になる。
「本当はノイさんがいなくなった時、オレ達も他の仲間も探していたけど…やめたよね。」
同意を求める様に視線を送るも、向こうはふいと顔を背けた。
しかし、追い打ちをするように言葉は続く。
「だから、せめてオレ達だけで生きようとしたけど…。」
ふふ、と呆れた様な可笑しい様な声が漏れる。
「―結局、あの人は一番助けて欲しい時に来るよね。」
相手の声は返ってこない。
けれど、それは無言の肯定であると知っている。
こんな自分達をまた助けようなんて、どうかしている。
けれど、そんな愚直さに何度救われた事だろう。
だから、断った。
こんな自分達を、裏切者同然の自分達にこれ以上関われない様に。
もうきっと、会う事も無いだろう―それでも。
二人は、彼の行く末が良い方へ向かう事を願った。
警官達が使う馬車の中、仲間達と一緒に捕まった彼等は、ほとんど気を失っている彼等を見ながらぽつりと呟く。
「でも、嘘じゃないでしょ?」
全く悪びれる様子は無く、寧ろスッキリしたという様な態度に相手は仏頂面になる。
「本当はノイさんがいなくなった時、オレ達も他の仲間も探していたけど…やめたよね。」
同意を求める様に視線を送るも、向こうはふいと顔を背けた。
しかし、追い打ちをするように言葉は続く。
「だから、せめてオレ達だけで生きようとしたけど…。」
ふふ、と呆れた様な可笑しい様な声が漏れる。
「―結局、あの人は一番助けて欲しい時に来るよね。」
相手の声は返ってこない。
けれど、それは無言の肯定であると知っている。
こんな自分達をまた助けようなんて、どうかしている。
けれど、そんな愚直さに何度救われた事だろう。
だから、断った。
こんな自分達を、裏切者同然の自分達にこれ以上関われない様に。
もうきっと、会う事も無いだろう―それでも。
二人は、彼の行く末が良い方へ向かう事を願った。
