第15章
しん、とその場が静かになる。
その沈黙を止めたのは、おずおずとサナが口を開く。
「―元々貴方はこの子を拾ってどうするおつもりだったのですか?」
自由人で自分の興味のまま突発的で子どもの様に動くこの男は時々、底が知れない。
知識が深い事もあれば、ルールを知っている癖に平気で破る豪胆さ、一線を越えるとやり過ぎると言われる程の戦闘行為も取る。
だから、意思の読めない彼だから、今一度確認した。
「最初こそ冗談で言いましたが…ある程度成長したら娼館にでも売るのですか?」
「やーね、サナさんそれ君が言う?」
ケタケタ笑う彼に本気で売るつもりでは無かった事の安堵半分と、腹が立つ返しにイラっとした気持ち半分になる。
一つ息を吐いて自分を落ち着かせて、サナは別の質問を出した。
「では…今後、この子をどうしますか?」
相手が自分より立場も力も上で、恩人である事は分かり切っている、しかし、出てきた返事次第ではナイフをまた飛ばそうと睨み付けながら問う。
「それは―もうちょっと時間をくれねぇか?」
予想にしない答えで虚を突かれたサナは目を見開く。
「…貴方が曖昧な返事をするのは珍しいですね。」
まーな、と自覚しているのかにやけた顔を崩さないまま、船長は子どもを見ながら声を出す。
「数日間このまま真っ直ぐ行けば島がある…そこまで待っていてくれ。」
その沈黙を止めたのは、おずおずとサナが口を開く。
「―元々貴方はこの子を拾ってどうするおつもりだったのですか?」
自由人で自分の興味のまま突発的で子どもの様に動くこの男は時々、底が知れない。
知識が深い事もあれば、ルールを知っている癖に平気で破る豪胆さ、一線を越えるとやり過ぎると言われる程の戦闘行為も取る。
だから、意思の読めない彼だから、今一度確認した。
「最初こそ冗談で言いましたが…ある程度成長したら娼館にでも売るのですか?」
「やーね、サナさんそれ君が言う?」
ケタケタ笑う彼に本気で売るつもりでは無かった事の安堵半分と、腹が立つ返しにイラっとした気持ち半分になる。
一つ息を吐いて自分を落ち着かせて、サナは別の質問を出した。
「では…今後、この子をどうしますか?」
相手が自分より立場も力も上で、恩人である事は分かり切っている、しかし、出てきた返事次第ではナイフをまた飛ばそうと睨み付けながら問う。
「それは―もうちょっと時間をくれねぇか?」
予想にしない答えで虚を突かれたサナは目を見開く。
「…貴方が曖昧な返事をするのは珍しいですね。」
まーな、と自覚しているのかにやけた顔を崩さないまま、船長は子どもを見ながら声を出す。
「数日間このまま真っ直ぐ行けば島がある…そこまで待っていてくれ。」
