第15章

不可解な事を調べるどころか増えてしまい話が止まったところで、ノイがぽつりと言う。
「…とりあえず、話進めねぇか?」
分からない事ばかり突き詰めても時間が無駄だろうと空気が読めないが故の容赦ない一言にサナは口を歪めるが、事実ではあるので「…そうですね。」と切り替える。
「この子が切られて、わたしが相手に対峙した瞬間、下から植物が現れて相手とわたし、子どもを飲み込んだのです…わたし達は何も無かったのですが、向こうは植物に溶かされました。」
そしてその後は船の中にいる様に伝えたものの、一緒にいるという子どもと子どもに付いて来る植物を連れて出たと事実をそのままサナは伝えた。
「まさか、人間を率先的に喰らう植物になるなんて思いませんでしたが…甲板へ出る道中、わたしには危害を加えなかったので。」
「嗅覚があるか視覚があるかは分からない…でも、大量の食料が血を流して横たわっている様は大皿料理を出されたみたいな感じだったんじゃないか?」
本当かどうかは分からない、しかしそのメソドの考えになるほどと一同が頷く。
「ん~じゃあ色々謎は残るけど…とりあえず分かった事は。」
すう、と空気を吸い言葉と共に吐き出す。
「異常な程の回復力、そして…謎の植物を操れる力をコイツが持っているって事だな。」
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