第14章
まるで気絶するかのようにすぐに寝てしまったマツリだったが、まぶた越しから伝わる光とふにふにと頬を突かれる感触を受けて目を開けた。
「…ガーナちゃん?」
「おはよ。」
いつもと立場がぎゃくてんしたね~とにやにやした顔を見せられ、マツリは寝起きの頭なので最初はぼうっとその表情を見つめているだけだったが、起き上がりふうと息を吐く。
「良かった…ガーナちゃん、いつもと変わりなくて。」
「しんぱいかけてごめんね。」
呟いた言葉の気持ちを察したのか、いたずらっ子の顔から申し訳ないと言った様なものへと変わる。
「ううん、無事で何よりだよ…。」
そこまで話して、今度は焦げた匂いが鼻に付き巨木がある場所をみると、すっかり焦げてしまっていた。
「全部解体する事は出来なかった…が、もう大丈夫なんだよな?」
恐らく寝ずに木と少女達を見守っていたであろう船長は、顔に疲れを感じさせず昨日のままの状態でガーナに聞く。
(船長って船だと基本寝てばかりなのに、どうしてこういう時だけ起きていられるんだろう…。)
本人にそのまま聞くのは流石に失礼だと感じ、事が収まったら他の大人達に聞いてみようかなと思うマツリの隣で、ガーナは船長に答える。
「うん、熱くて痛かったけど、あとはもう自然に消えるだけだからありがとうって。」
「火を扱えるのは人間と自然に起こる雷くらいなモンだからな。」
山火事に繋がるといけないので、昨晩寝る前にガーナと船長で出来る限りの枝葉を剪定し、火を付けた。
「あとは根本に切れ込みを入れて倒すだけだが…やっちまっていいんだな?」
「うん。」
すぐに頷くその反応を見て、船長はすぐに準備に入る。
いつも持っているそのサーベルである倒そうと思っている反対側に程度の傷を根本に刻み、幹の半分ほど切り込みを入れてから、また元の位置に戻った。
そつなくやれている様に見えるが、その切れ込みを入れる一撃一撃が少女達のいる離れた場所まで衝撃の波が来るようなものとなっていて、人がその攻撃を受けたら吹っ飛ぶであろう威力にマツリは静かに震えている。
「いくぞ~。」
それでも本人は何とも思っていない様子で、そのまま自分の足でめきめきと音が鳴るその木をゆっくりと海へ倒した。
「…ガーナちゃん?」
「おはよ。」
いつもと立場がぎゃくてんしたね~とにやにやした顔を見せられ、マツリは寝起きの頭なので最初はぼうっとその表情を見つめているだけだったが、起き上がりふうと息を吐く。
「良かった…ガーナちゃん、いつもと変わりなくて。」
「しんぱいかけてごめんね。」
呟いた言葉の気持ちを察したのか、いたずらっ子の顔から申し訳ないと言った様なものへと変わる。
「ううん、無事で何よりだよ…。」
そこまで話して、今度は焦げた匂いが鼻に付き巨木がある場所をみると、すっかり焦げてしまっていた。
「全部解体する事は出来なかった…が、もう大丈夫なんだよな?」
恐らく寝ずに木と少女達を見守っていたであろう船長は、顔に疲れを感じさせず昨日のままの状態でガーナに聞く。
(船長って船だと基本寝てばかりなのに、どうしてこういう時だけ起きていられるんだろう…。)
本人にそのまま聞くのは流石に失礼だと感じ、事が収まったら他の大人達に聞いてみようかなと思うマツリの隣で、ガーナは船長に答える。
「うん、熱くて痛かったけど、あとはもう自然に消えるだけだからありがとうって。」
「火を扱えるのは人間と自然に起こる雷くらいなモンだからな。」
山火事に繋がるといけないので、昨晩寝る前にガーナと船長で出来る限りの枝葉を剪定し、火を付けた。
「あとは根本に切れ込みを入れて倒すだけだが…やっちまっていいんだな?」
「うん。」
すぐに頷くその反応を見て、船長はすぐに準備に入る。
いつも持っているそのサーベルである倒そうと思っている反対側に程度の傷を根本に刻み、幹の半分ほど切り込みを入れてから、また元の位置に戻った。
そつなくやれている様に見えるが、その切れ込みを入れる一撃一撃が少女達のいる離れた場所まで衝撃の波が来るようなものとなっていて、人がその攻撃を受けたら吹っ飛ぶであろう威力にマツリは静かに震えている。
「いくぞ~。」
それでも本人は何とも思っていない様子で、そのまま自分の足でめきめきと音が鳴るその木をゆっくりと海へ倒した。
