第14章
終わらせて欲しい…?
マツリは透視能力を使い、木が訴えている言葉の意味を知ろうとする。
人を切り刻む事無く生きたままその中を見る事が可能な彼女にとって、それは造作もなく木の状態を見た。
「…あ。」
「分かったか?」
漏れ出た声に反応して船長がマツリに聞くと、彼女はすぐに船長へ顔を向ける。
「中…この木の中が真っ黒になっていて、その…腐敗しているみたいです。」
マツリが見た光景はこの言葉通りで、立派に見えるその外見とは裏腹に中身はもうボロボロでいつ倒れてもおかしくない様な状態だった。
「うん…だいぶ前からこうなっていたみたいなんだけど、大きく成長し過ぎて苦しいのに死ねないって。」
ガーナから言われてみてマツリは木の根元を見てみると、立派に広がっている根には腐りは無く、これだけ大きな木では、集まっている動物の力をもし借りる事が出来たとしても、上に伸びている枝を切除するくらいしか出来ないだろう。
「ずっと苦しんでいたんだ…。」
マツリは植物に感情がある事を知らなかった。
しかし、ガーナの能力を知ってから、彼等にも意思がある事を知り、船の中にいる植物にも関心を寄せて手入れを手伝う事もあったので、その知識がどれ程この巨木を苦しめているかを理解してマツリは木に憐憫の感情を向ける。
「ガーナちゃん…終わらせて欲しいって、どうするの?」
結論は頭の中にはある、けれど巨木の本心は彼女にしか分からない。
だから、少女に聞く。
「………ちゃんと聞いたよ、だから二人ともきょうりょくして。」
マツリは透視能力を使い、木が訴えている言葉の意味を知ろうとする。
人を切り刻む事無く生きたままその中を見る事が可能な彼女にとって、それは造作もなく木の状態を見た。
「…あ。」
「分かったか?」
漏れ出た声に反応して船長がマツリに聞くと、彼女はすぐに船長へ顔を向ける。
「中…この木の中が真っ黒になっていて、その…腐敗しているみたいです。」
マツリが見た光景はこの言葉通りで、立派に見えるその外見とは裏腹に中身はもうボロボロでいつ倒れてもおかしくない様な状態だった。
「うん…だいぶ前からこうなっていたみたいなんだけど、大きく成長し過ぎて苦しいのに死ねないって。」
ガーナから言われてみてマツリは木の根元を見てみると、立派に広がっている根には腐りは無く、これだけ大きな木では、集まっている動物の力をもし借りる事が出来たとしても、上に伸びている枝を切除するくらいしか出来ないだろう。
「ずっと苦しんでいたんだ…。」
マツリは植物に感情がある事を知らなかった。
しかし、ガーナの能力を知ってから、彼等にも意思がある事を知り、船の中にいる植物にも関心を寄せて手入れを手伝う事もあったので、その知識がどれ程この巨木を苦しめているかを理解してマツリは木に憐憫の感情を向ける。
「ガーナちゃん…終わらせて欲しいって、どうするの?」
結論は頭の中にはある、けれど巨木の本心は彼女にしか分からない。
だから、少女に聞く。
「………ちゃんと聞いたよ、だから二人ともきょうりょくして。」
