第14章

「ガーナ!」
先に辿り着いた船長が彼女に対して声を掛けると。
グルル…
周辺にいた動物達が船長に対して威嚇の姿勢をとる。
船長はそれ以上近付かず、ただガーナを見つめているとそれを察したのか別の声が上がった。
「やめて。」
静かに、小さく彼女が呟くと、動物達は即座に船長から視線を離し、ガーナの方へと目を向ける。
「………無事についたんだね。」
閉じていたその瞼を開き、ゆっくりと彼女は船長の方へと振り向く。
「や、やっと…辿り着いた…。」
その時、やっと到着したマツリがそこに現れた。
肩で息をするマツリを見て、そこまで無表情だったガーナがいつもの見覚えのある顔へ戻る。
「ふふ、マツリも来たんだ。」
動物達の警戒も解けたので、船長は再度少女に声を掛けた。
「ガーナ、その木に呼ばれたのか?」
問われて彼女は頷き、労わる様に巨木を擦りながらガーナは言い放つ。
「―うん、自分を終わらせて欲しいって言われたの。」
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