第14章
完全に日が落ち、持ってきた荷物の中からランプを取り出し、二人は休みながらも歩き続けていた。
途中テントを出そうかと相談し始めると、理解しているのかどうか分からないが、ディーアが近くまで寄ってきて先を急がせる様な動きをしてきたので、仕方なく野宿無しで進めている。
「まだガーナは見えないか?」
流石に心配になってきたのか、船長がここに来て初めてマツリ達に確認の言葉を掛けてきた。
「見えないです…。」
「うーーーん。」
マツリの一言の後、彼女の額にいる目玉から声が発せられる。
「どうしたの?」
「いや、もう島の端っこに来たみてぇだし、姿こそ確認は出来ねぇ。」
だが、と声は続く。
「あのデカい木、その近くにいるんじゃないのか。」
その言葉を聞いた船長はすぐさま走りだしてしまい、マツリは急なその行動に驚き追う事も忘れてしまう。
「え、ちょ」
「行く先は同じだ、焦ってコケるなよ。」
流石にそんなドジはしない!と怒ってから、マツリも船長を追って大きな木の元へ急いだ。
途中テントを出そうかと相談し始めると、理解しているのかどうか分からないが、ディーアが近くまで寄ってきて先を急がせる様な動きをしてきたので、仕方なく野宿無しで進めている。
「まだガーナは見えないか?」
流石に心配になってきたのか、船長がここに来て初めてマツリ達に確認の言葉を掛けてきた。
「見えないです…。」
「うーーーん。」
マツリの一言の後、彼女の額にいる目玉から声が発せられる。
「どうしたの?」
「いや、もう島の端っこに来たみてぇだし、姿こそ確認は出来ねぇ。」
だが、と声は続く。
「あのデカい木、その近くにいるんじゃないのか。」
その言葉を聞いた船長はすぐさま走りだしてしまい、マツリは急なその行動に驚き追う事も忘れてしまう。
「え、ちょ」
「行く先は同じだ、焦ってコケるなよ。」
流石にそんなドジはしない!と怒ってから、マツリも船長を追って大きな木の元へ急いだ。
