第14章

その光景に一同は圧倒されてしまうが、肝心の案内係であるディーアがいない。
「アイツはどこに行ったんだ?」
メソドが聞くと、マツリは複雑な表情をして手を動かした。
その指し示した先、彼らは視線を動かすと各自マツリと似たような表情となる。
「あ…そこかぁ。」
船長が苦々しく呟いてしまうのも無理はなく。

ディーアがいた場所は、滝の崖を登った先の頂上だった。

「…マツリちゃん、この道以外にあそこに辿り着く道って探せそう?」
そう聞かれ、マツリは出来る限りその視野を広げてみるが、そのこめかみに汗が出始めた辺りで溜息が出る。
「すみません、今いる場所から見てはみましたが…ご期待に沿えそうに無いです。」
「ちなみにミツメの見解は?」
「娘に同じ~、ここ以外は足場が脆そうで危ない気がする。」
ひょうきんな声で答えられるが、その発言は嘘を吐いている様子は見えないと判断し、船長は今一度上を見上げる。
「じゃー登りますか。」
そこから作戦会議が始まった。
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