第12章
何が起きたのか、と周囲の人々のざわめきが聞こえ、海賊達も周りへ目を向ける。
「ああ…見つかったみたいね。」
リンがその目を細めて呟く。
「え、リンさん!?」
「お仕事しに行ってくるわ♡」
皆はそこで待っていて、と告げるとあっという間に海賊達から離れて、集まっていた人の輪からも離れていった。
「リンさん…大丈夫でしょうか?」
武器を持ち込む事が出来ないリリア島だとしても、暴力が無いとは言い切れない。
体を使って対応すれば問題無いが、それでも限界はあるだろうと不安そうにリンの後ろ姿を見るマツリだったが、船長やノイは何て事の無い様子で話す。
「いや、問題無いだろ。」
「ああ。」
どういう事だろうか、と少女が首を傾げると異様な、それでいてこの島ではやたら馴染む物がその目に飛び込んできた。
「………ピンクの警棒?」
「ああ…見つかったみたいね。」
リンがその目を細めて呟く。
「え、リンさん!?」
「お仕事しに行ってくるわ♡」
皆はそこで待っていて、と告げるとあっという間に海賊達から離れて、集まっていた人の輪からも離れていった。
「リンさん…大丈夫でしょうか?」
武器を持ち込む事が出来ないリリア島だとしても、暴力が無いとは言い切れない。
体を使って対応すれば問題無いが、それでも限界はあるだろうと不安そうにリンの後ろ姿を見るマツリだったが、船長やノイは何て事の無い様子で話す。
「いや、問題無いだろ。」
「ああ。」
どういう事だろうか、と少女が首を傾げると異様な、それでいてこの島ではやたら馴染む物がその目に飛び込んできた。
「………ピンクの警棒?」
