第12章
渡された本には「リリア島の歴史・伝承」と表題が書かれていて、ずしりと重いその本からリリア島の歴史の長さを察する事が体感できる物だった。
「れきし…?いや、あたし達というより船長さんの方が―」
言葉の続きを言おうとするも、口を片手で優しく摘ままれる。
「まぁ詳しくは現地に行ってから説明するからぁ~。」
少し強引なその行動にいつぞやの海底遺跡での出来事が思い起こされ、あまり良い顔をしないマツリだが、それ以上に渋い顔をしている人物が一人いた。
「―あとにしてくれない?」
この現状を見て協力出来ると思うのか、というように最低限の言葉で拒否するガーナに、それじゃあ自分もと声を上げようとするマツリだが。
「マツリいってきなよ。」
「え゛。」
また生贄に捧げられてしまうのだろうかと考えたが、ガーナはそういった意図で発言した訳では無いと次の言葉で知る。
「ガーナはプレゼントしてうれしいって言ってもらえるすっごいの作るから…ここにいると、分かっちゃうし!」
頬を膨らませながら話す言葉に嘘は無く、ただそのひた向きな様子にマツリは表情を和らげた。
「…分かった、楽しみにしてるね。」
「よし、じゃあ行くか!」
ガーナの返事を聞く前に、船長はもうすでにマツリを捕まえすぐに店から出て行ってしまう。
「コノン、お茶のおかわり…あら、マツリちゃんは?」
「せんちょうがさらっていった。」
おそらくサナが来る事を予見したからの素早い行動力だったのだろうな、とガーナは考えながら己の作業へと戻っていった。
「れきし…?いや、あたし達というより船長さんの方が―」
言葉の続きを言おうとするも、口を片手で優しく摘ままれる。
「まぁ詳しくは現地に行ってから説明するからぁ~。」
少し強引なその行動にいつぞやの海底遺跡での出来事が思い起こされ、あまり良い顔をしないマツリだが、それ以上に渋い顔をしている人物が一人いた。
「―あとにしてくれない?」
この現状を見て協力出来ると思うのか、というように最低限の言葉で拒否するガーナに、それじゃあ自分もと声を上げようとするマツリだが。
「マツリいってきなよ。」
「え゛。」
また生贄に捧げられてしまうのだろうかと考えたが、ガーナはそういった意図で発言した訳では無いと次の言葉で知る。
「ガーナはプレゼントしてうれしいって言ってもらえるすっごいの作るから…ここにいると、分かっちゃうし!」
頬を膨らませながら話す言葉に嘘は無く、ただそのひた向きな様子にマツリは表情を和らげた。
「…分かった、楽しみにしてるね。」
「よし、じゃあ行くか!」
ガーナの返事を聞く前に、船長はもうすでにマツリを捕まえすぐに店から出て行ってしまう。
「コノン、お茶のおかわり…あら、マツリちゃんは?」
「せんちょうがさらっていった。」
おそらくサナが来る事を予見したからの素早い行動力だったのだろうな、とガーナは考えながら己の作業へと戻っていった。
