第12章

「―お揃いの、アクセサリー?」
ある日の事、女子二人が揃ってサナの所まで相談をしに来た。
サナからの言葉に彼女らはこくりと頷く。
「はい、何か身に着けられるものが欲しくて…。」
「なかなおりきねんだよ~!」
ガーナからの言葉に、マツリは一瞬気まずそうな顔をするもすぐに持ち直す。
「…です!」
「ふふ、素敵ね。」
サナは少し考える素振りを見せてから、すぐに自分が持っていた地図を広げた。
「今はだいたいこの辺りにいるから…、うんそうね。」
ちょうど良いわ!と彼はポンと手を叩き、彼女らに向けて満面の笑みを向ける。
「おはなちゃん達にピッタリの島があるの、今度会議で提案しましょ!」
1/41ページ
スキ