第8章
まだ見ぬ理想郷を探す旅路の途中、夢は果てないものだが腹は減る。
「食材を買いに行ってくる。」
船の食料庫を確認した料理人であるノイは、今立ち寄っている島に食材調達をしようとしていた。
「…ノイさん、サナさんの許可は得たんですか?」
食堂にくつろぎに来たマツリは、ノイに聞く。
何故サナの許可を得る必要があるのか、それは。
結論から言って、ノイは金の扱いが雑だった。
「………今居ねぇから。」
「それで怒られるのガーナたちなんですけどー。」
マツリと一緒に付いてきたガーナが不満を言う、それでも彼は食い下がらない。
「量は多くねぇようにするし…何なら自腹切る。」
「ノイさん、サナさんにまるっとチェックされますよね。」
マツリも既に経験したのだが、サナにお小遣い帳を書かされ、今まさにお金の使い方を勉強中なのだ。
ちなみにガーナも同様、ノイは大人の身ではあるも、そのあまりの荒遣い様にサナが悲鳴を上げ、以後ずっと徹底的に指導されている。
「……………行く。」
「声ちっちゃ。」
うるせーな!とノイは叫ぶも、戻ってきているかもしれないサナを意識してすぐに口を閉じた。
「いいかお前ら…今度のおやつは果物もりもり更にでっかいプリン付きのパフェをくれてやる、それが欲しいなら協力しろ…!」
迫力のある顔面で言う内容じゃないな~と女子達は思いながらも、それはそれとしてパフェは食べたいので協力する事にした。
今日第一のノイの過ちである。
「食材を買いに行ってくる。」
船の食料庫を確認した料理人であるノイは、今立ち寄っている島に食材調達をしようとしていた。
「…ノイさん、サナさんの許可は得たんですか?」
食堂にくつろぎに来たマツリは、ノイに聞く。
何故サナの許可を得る必要があるのか、それは。
結論から言って、ノイは金の扱いが雑だった。
「………今居ねぇから。」
「それで怒られるのガーナたちなんですけどー。」
マツリと一緒に付いてきたガーナが不満を言う、それでも彼は食い下がらない。
「量は多くねぇようにするし…何なら自腹切る。」
「ノイさん、サナさんにまるっとチェックされますよね。」
マツリも既に経験したのだが、サナにお小遣い帳を書かされ、今まさにお金の使い方を勉強中なのだ。
ちなみにガーナも同様、ノイは大人の身ではあるも、そのあまりの荒遣い様にサナが悲鳴を上げ、以後ずっと徹底的に指導されている。
「……………行く。」
「声ちっちゃ。」
うるせーな!とノイは叫ぶも、戻ってきているかもしれないサナを意識してすぐに口を閉じた。
「いいかお前ら…今度のおやつは果物もりもり更にでっかいプリン付きのパフェをくれてやる、それが欲しいなら協力しろ…!」
迫力のある顔面で言う内容じゃないな~と女子達は思いながらも、それはそれとしてパフェは食べたいので協力する事にした。
今日第一のノイの過ちである。