第7章
布団の端から徐々に出てきた彼女は、先程怒り狂っていた様な覇気は無く、まるで風邪でも引いている様に弱々しい雰囲気となっていた。
「その…怒った事は、思った事全部はっきり言えたからもういいかなって考える事が出来たんだけど…後始末、というか…船長もだけど、周りの海賊の皆にどう顔合わせしたらいいかなって…。」
サンドイッチと共に置かれていたコップを手に取り、一度水を飲んで一呼吸置く。
「あたし、じっちゃん…家族以外の人に、こんなに怒った事無くて…いままでただ自分の気持ちを押し込むか、こうして隅でただ泣くしかしてこなかったから、どうすればいいか分からなくて。」
初めて起こした自分の行動に、戸惑っている彼女に「ん~。」と隣の少女も同じ様に真剣に思考を巡らせている様だった。
「確かに一回おこるとすっきりはするけど、ごめんなさいっていいにくいね…でも、マツリはこのまませんちょうに謝って、いわれた通りにてぃあらを盗むの?」
「それは!…したく、無い。」
じゃあ答えは簡単だよ、とガーナは笑う。
「あやまらずに、もう一回せんちょうと話をしよう。…もしかしたら、マツリに伝えそこねたことがあるかもしれないから。」
もちろんガーナも一緒にいるからまかせて!と胸を叩く彼女に、そこでやっとマツリは小さく微笑む事が出来た、その後折角だから日頃の嫌な事をぶちまけよう!とガーナも一緒の布団に入り、時間が過ぎるのを忘れて話し合い、二人分の体温が布団を満たした頃には少女達は夢の国へと飛び立っていった。
「その…怒った事は、思った事全部はっきり言えたからもういいかなって考える事が出来たんだけど…後始末、というか…船長もだけど、周りの海賊の皆にどう顔合わせしたらいいかなって…。」
サンドイッチと共に置かれていたコップを手に取り、一度水を飲んで一呼吸置く。
「あたし、じっちゃん…家族以外の人に、こんなに怒った事無くて…いままでただ自分の気持ちを押し込むか、こうして隅でただ泣くしかしてこなかったから、どうすればいいか分からなくて。」
初めて起こした自分の行動に、戸惑っている彼女に「ん~。」と隣の少女も同じ様に真剣に思考を巡らせている様だった。
「確かに一回おこるとすっきりはするけど、ごめんなさいっていいにくいね…でも、マツリはこのまませんちょうに謝って、いわれた通りにてぃあらを盗むの?」
「それは!…したく、無い。」
じゃあ答えは簡単だよ、とガーナは笑う。
「あやまらずに、もう一回せんちょうと話をしよう。…もしかしたら、マツリに伝えそこねたことがあるかもしれないから。」
もちろんガーナも一緒にいるからまかせて!と胸を叩く彼女に、そこでやっとマツリは小さく微笑む事が出来た、その後折角だから日頃の嫌な事をぶちまけよう!とガーナも一緒の布団に入り、時間が過ぎるのを忘れて話し合い、二人分の体温が布団を満たした頃には少女達は夢の国へと飛び立っていった。