黄色い花の冠を君へ
名前
ノエラモンスター
ガスター博士に作られた娘
受動的な性格
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「友人が風邪をひいてせき込んでたらしいんだ。なんでだと思う?席混んでた場所に行ったからだよ」
「あはははは!今の最高だわ!」
今日も滑りギャグに大笑いしてくれる扉越しのおばさん
いつかその姿を見てみたいと思いつつも後でもいいかと感じる自分がいる
「我が子もそのギャグ聞けばぜったい楽しくなるのに…今日も御断りされちゃったわ…」
「おばさん娘さんがいたのか?」
「ええ、この遺跡でずっと一緒に暮らしてるわ。でもあの子いつも退屈そうで…何か楽しいことがあればいいって思ったから、毎日「扉の前に来ない?」って誘ってるんだけど…あの子はギャグがあんまり好きじゃないみたいね」
声調からおばさんが苦笑いしてるのが目に浮かぶ
「へー、名前、何ていうんだ?」
「ノエラよ」
「…!」
「なあおばさん、もしできたらそいつを扉の前に連れてきてくれよ。オイラも話してみたいんだ、あんたの子供と」
「貴方にお客が来てるの」と呼ばれ、連れてこられたのは遺跡と街を繋ぐ扉の前。ここって確かママが言ってたギャグ好きの人と話してる場所じゃないっけ…?
私が少し嫌そうな顔をすると
「大丈夫、今日はジョークは言わない!約束よ!」
と自信ありげに親指を立てるのでとりあえず扉の前に私を残すように頼んだ
「もしもし…?いや、こんにちは?聞こえますか?」
「よお、久しぶりだな嬢ちゃん」
くぐもった声でしばらくわからなかったけれど記憶の糸をたどったら…
いた……
「サンズ…?」
「覚えてたか」
「ギリギリ」
懐かしい。おとうさんがまだ生きていた時、研究員の一人にいたのがサンズだった。私と同様つかみどころがないスケルトンで、なんとなく自分と重ね合わせていた
「むしろそっちもよく覚えてたね。今どこで何してるの?」
「今はスノーフルのまちで警備員とかホットランドで商売してたり、後は時々サボる」
彼の言う時々はおそらく毎日だろう
「うわ、不健康そう。そのうち太るよ」
「知っての通りスケルトンなんでね、どんなにダラダラしても肉はスケスケだよ」
何処からかツクテーンとなんとも言えないドラム音が聞こえたような気がした。渋い顔をするしかなかった
「そんなキャラだったっけ?昔はもっと真面目そうだったよ」
「そういうお前さんこそ大分。姿は見えないけど、言葉も感情も成長してるんじゃないか?昔は単語しかものを言えなかったのに」
「はは、そうだったね」
こう思い返してみるとあっちでの暮らしも楽しかったと思い出す。
「そういえばあんなこともあったよね。なんか、おとうさんが何を思ったのか機材バズーカで爆破させたこととか」
「ああ、あれはサイコーだったな。あと、実験として何もしないことを実行したこととか」
「アルフィーに怒られてたね」
出てくるのは毎回ハチャメチャなおとうさんの話。馬鹿らしいことをおとうさんは結構真面目に、ガチでやるので笑われたり、時々怒られたり。それでもバリア破壊のためにできることならなんでも拾うおとうさんは研究員の鏡だと思う
「それにしてもサンズ、なんで今ここに私を呼んだの?」
「…お前さんにはまだ言ってないことがあったから…それを伝えに来ただけだ」
「…何?」
「オイラと弟もお前さんと同じくあの父親の子だってこと」
「作られたの?」
「そいつは忘れちまった。けど、一つ分かることはオイラ達は駒としいて生まれたってことだ。
だからオイラはあいつを嫌っていた。だからあいつが娘を作るって聞いた時、娘として愛されているお前さんを異常だと思ってた」
「そっか…ならあの時研究員をやめたのは正解だったのかもね。
今はどう?」
「ん?」
「今は苦しい?生きてて辛い?」
「………いいや、ここじゃあ比較的自由にやって生きてる。時々弟のパピルスに叱られるけど。あの時にはこんなこと考えてもいなかった。
それに、今日片割れにも再開できた。オイラお前さんのことは案外嫌いでもなかったんだぜ?」
「何故?」
「なんとなく、自分と似てたから」
「…それ口説いてるつもり…?」
「heh、そこまでの趣味はないよ」
「さらっと酷いこと言うね」
「いつかここから出る日はくるのか?」
「さあね、この間そうしたらママにすごく怒られたから近いうちには無理かな。
ニンゲンがここにくれば話は別だけど」
「そうか、その日を気長に待つか。
またな、兄弟」
サンズは雪を踏みつける音とともに去って行った。
あの人に弟なんていたんだ…見てみたい…
早く何かが変わらないかな…
ーーー
なんじゃこりゃ…会話文多いくせに長い。しかもよくわからん
サンズ、キャラクターとしては結構魅力あるからちょくちょく出してしまう…