決断
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修「なに言ってるんだ千佳…」
千佳「だめ…かな…?」
遊真「別に仮に話だから答えはないけどね」
修「…………いや、お前がその答えを返すとは思わなかった」
千佳「えへへ、そうだよね。兄さんも友達も近界民にさらわれてるっていうのに…
確かに修君のいう通り記憶を取り戻すって大変なことだと思うしこれからどうやって過ごしていくかのほうが大事だってわかるよ。
でも、………
これはただの私のわがままなんだけどね、私はみんなを助けられたら、ちゃんと話したい。兄さんの顔をした他の誰かとかじゃなくて、私の兄さんと友達として。
ちゃんと謝りたい…
私がしたいことって以前の記憶がないと成り立たないから」
修「…そうか…」
遊真「ふーん」
千佳「遊真君もいるの?そういう人」
遊真「え?」
千佳「だってそんなこと普段聞いたりしないから…変だと思って」
遊真「うーむ…上手く隠せているつもりだったのだが…」
修「何を考えてるのかはさっぱりだけどそのくらいの判別はつくよ。チームだからな」
修は微笑みかけた
遊真「さすが…隊長だな」
修「記憶をなくしてる人が近くにいるのか?」
遊真「うん。さくらんぼ」
千佳「え?さくらんぼさんが?」
修「とてもそんな風には見えなかったけど…」
遊真「そりゃあみんなから見ればね。おれから見たら…
初めて会った12年前の時よりだいぶ変わってる」
修/千佳「「ええ!?」」
ヒュ「つまりこうか。お前はさくらんぼと以前に会っていたが今やその時の記憶は忘れている。想像するにお前たちはネイバーフッドで会ったのだろう。そして、[#da=1#}は拉致の被害者。その記憶をいじったのは…恐らくそこでの住民かボーダーの関係者だろうな」
遊真「話が早くて助かるよ。ほぼそんな感じ。おれも初めはショックだったけどこれからどうしたらいいか悩んでた時に迅さんが仲間を頼れって言ってくれたから今日みんなに聞くに至ったってわけ」
修「なんだ、てっきりお前の寿命が近いのかと…焦った…」
遊真「すまんすまん」
千佳「ねえ、遊真君はどうしたいの?」
遊真「どういう意味だ?」
千佳「遊真君はどう考えてるのかなって…さくらんぼさんのこと」
遊真「どう…………」
その先に、続く言葉を見つけることはできなかった