第12章
「予想通りね。やっぱり、魔界の……それも魔王城にいた」
水晶が映し出している光景を見ながら 、麗玲は言う。
「魔王城……。魔界の中で更に異空間の中にある城……。今回は魔王が態と招き入れたから、簡単に入れたんでしょうけど、次はこうはいかないでしょうね。……どうするの?麗玲」
「……大丈夫。方法ならあるわ」
天奏に答えた麗玲は、集まっている魔神族の方へ視線を向けた。
「魔矢」
「はい」
「あなたの部下に面白い力を持っている者がいたわね。……今回はその力を借りたいのだけど」
「わかりました。伝えておきますわ」
「ええ」
「麗玲様、天奏様」
魔矢と呼ばれた女性魔神族とは別の魔神族が声を上げる。
「今回は我々十人衆は動かなくてもよろしいのですか? 」
「……ええ。あなた達には少し休みをあげるわ。……今回はどうなるか、皆で楽しみましょう」
玉座に肘をつきながら、麗玲は言う。
「では、私は準備をしてきますね」
「ええ、よろしく」
麗玲の言葉に魔矢は一礼すると姿を消した。
水晶が映し出している光景を見ながら 、麗玲は言う。
「魔王城……。魔界の中で更に異空間の中にある城……。今回は魔王が態と招き入れたから、簡単に入れたんでしょうけど、次はこうはいかないでしょうね。……どうするの?麗玲」
「……大丈夫。方法ならあるわ」
天奏に答えた麗玲は、集まっている魔神族の方へ視線を向けた。
「魔矢」
「はい」
「あなたの部下に面白い力を持っている者がいたわね。……今回はその力を借りたいのだけど」
「わかりました。伝えておきますわ」
「ええ」
「麗玲様、天奏様」
魔矢と呼ばれた女性魔神族とは別の魔神族が声を上げる。
「今回は我々十人衆は動かなくてもよろしいのですか? 」
「……ええ。あなた達には少し休みをあげるわ。……今回はどうなるか、皆で楽しみましょう」
玉座に肘をつきながら、麗玲は言う。
「では、私は準備をしてきますね」
「ええ、よろしく」
麗玲の言葉に魔矢は一礼すると姿を消した。