ただいまもドーナツ
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病院に戻り、足裏の手当てを終えたハクと俺は病室にいた
「京に向かうのは足が治ってからだな」
『私、今からでも大丈夫』
「明日はまだ頭の方の精密検査もあるだろうが
とにかく、足が治るまではここにとどまる、いいな」
『……分かった』
不服そうなハクを見ながら、コンビニで買ってきたパンにマヨネーズを絞っていると、ハクが口を開く
『勲は、元気?』
「あぁ、ハクを連れて帰ってこいって、送り出してくれたよ」
『総悟は?』
「あいつ、大変だったんだぞ船から落ちたお前を探すって聞かなくてな」
『船で出たみんなは……ちゃんと追いつけた?』
「怪我の酷かったやつも、今はもうピンピンしてるよ
お前の処置が適切だったからだって医者が感心してた」
『万事屋のみんなは?』
「元気だ」
『………信女は?』
「泣いてたよ、ずっと
あんな風に泣くやつだなんて思ってなかった」
『………そう』
ハクは申し訳なさそうに、けれど少しだけ嬉しそうに微かな笑みを浮かべる
「話すか?」
俺が携帯を取り出し、通話画面に映し出した名前を見て、ハクはゆっくりと頷いた