鬼と白鬼の子孫
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その日は近藤、土方、それに沖田を含む隊長格の人間が、豊臣派の対策を練るために警察庁長官である松平片栗虎に呼び出されていた
そのため時雨は1人で見廻りに出ていた
山崎が付いていくと言ったのだが、屯所が手薄になりすぎるのもいけないと言い、1人で見廻りをしていた
すると目の前を神楽と新八が定春を散歩しながら歩いてきた
「あ!時雨アル!」
「ほんとだ、時雨さんこんにちは」
「神楽!……と、お妙殿の弟か」
「なんで姉上より先に会ってるのに僕の方が覚えられてないんですか」
不服そうな新八をよそに、神楽が時雨の腕を引っ張る
「時雨、せっかく1人ならサボって万事屋にくるネ!
銀ちゃんも時雨に会いたがってるヨ」
「行きたいのはやまやまなんだが、今日は局長殿と副長殿、あと隊長格の人は全員出払っているから、ちゃんと見廻りしないといけないんだ」
シュンとして明らかに残念そうな顔をする神楽に時雨は申し訳なさそうに微笑む
「あ!そうだ!」
そこで神楽が思いついたように声を上げた
「じゃあ一緒に見廻りすればいいネ!」
「……え?」
数分後
「時雨ちゃーん!久しぶり!」
「お久しぶりだな銀時殿」
電話で呼び出された銀時は、時雨と一緒に見廻りにいけるという事ですぐさまやってきた
銀時が来るや否や、神楽は新八と定春を引きずるようにして酢昆布を買いに行った
「……あいつ、余計な気使いやがって」
「神楽が一緒に見廻りしようと言ったんだが……」
キョロキョロと神楽を探す時雨の手を銀時が掴んだ
「銀時殿?」
「ま、せっかくだし2人で見廻り行こうぜ?
……沖田くんがほっとくなら知らないし?」
「?」
「こっちの話」
そう言いながら銀時が微笑むと、時雨の手を引っ張って歩き出した
「なかなかいい感じアルね」
「ちょ、神楽ちゃん、酢昆布買いに行くんじゃ……」
「そんなわけないネ、そんなんだから万年人気投票8位アルヨ」
「それは関係ないだろぉぉお!!?」
神楽と新八と定春は銀時と時雨を尾行していた
新八から見て、神楽は妙に銀時と時雨の仲を応援したがっているように見える
そういえば時雨を初めて見たときに雰囲気があいつ……恐らく神威に似ていると言っていた
「神楽ちゃんがお兄さんと仲良くしてほしいってことなのかな」
「曲がったアル!行くアルヨ新八ィ!!」
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