鬼と見廻り
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「白鬼様?そいつを探してるんですかィ?」
「そう、最強と言われている鬼で僕は白鬼様に会わなければならない
そう考えれば警察である真選組に入れるのは情報収集として最適だな」
入隊試験の後、隊服を作る事になった時雨は現在、下着に薄い着物を羽織り、沖田に体の採寸をされている
何故男の沖田が採寸をする羽目になったのかといえば、女中が採寸しようとすると暴れ、採寸どころではなかったからだ
普段ならこんな事は絶対しない沖田だが、近藤に頼まれ仕方なく時雨の採寸をする事になった
「つぎはバストですぜィ」
「だから外国語はわからんといっているだろう。うえすと、ではなく腹周りと言ってくれ」
「その感じでいくと胸周りですかねィ」
慌てふためく時雨を期待し、沖田はニヤリと笑いながらメジャーを伸ばした
「ふむ胸周りのことか
手を上げていればいいのか?」
沖田の期待を裏切り、なんでもないように目の前でバンザイをする時雨に流石の沖田もツッコまざるをえない
「鬼ってのは男女の感覚が薄いもんなんですかィ?」
すると時雨は目を丸くし、
「沖田しか測れる人がいないのだから仕方ないだろう?
それともなんだ綺麗な顔して案外ウブなのか?」
ニヤニヤしながら挑発するようにいう時雨に若干苛立ちを覚えつつも、沖田は無視して胸囲を測り始める
「……」
(こいつ相当着痩せするタイプみたいですねィ)
翌日、沖田の協力もあり完成した時雨の隊服が届けられた
配属先は一番隊副隊長という事になり、隊長格と同じデザインに、ツノを隠すためのフードが付いた形になった
近藤の意向でなぜか下は膝丈の半ズボンにショートブーツになっている
「んーなんかイマイチ男の子に見えないなぁ……」
時雨の隊服姿を見て近藤があごを触りながら呟いた
「近藤さんがカッコ可愛い系だから男装もいけるとか言ったんですぜィ
それに隊士達はこいつの事完全に男だって信じてますぜ?」
「それはこいつが強いのを目の当たりにしたからだろ
外に出て、周りからこいつが女の子にしか見えないという反応をされりゃ、流石に気づいちまうぞ」
一通り近藤、土方、沖田の話を聞いた時雨は腰まである長い髪の毛先をいじりつつ
「ふむ……
沖田、刀を貸してくれないか?」
沖田が時雨に刀を手渡すと、時雨はなんの迷いもなく首のあたりで束ねた髪を切り落とした
もともと猫っ毛で癖のある時雨の髪は直線的に切られたにもかかわらず、パーマを当てたショートカットのようになった
「時雨ちゃん!!!?
だめだよ!髪は女の命でしょ!!?
それにその髪型……」
「旦那にソックリですねィ」
グシャッ
沖田の一言に気にくわないダメ男を思い出したのか、土方はタバコの箱を握り潰す
「これならまだ男に見えるだろ?」
「まぁさっきよりはしっくりくるけど……
でも女の命切っちゃったから死ぬんじゃないの!!?大丈夫時雨ちゃん」
ゲシッ
「さわらないでいただきたい局長殿
獣臭くてかなわん」
時雨に飛びつこうとした近藤は見事な回し蹴りを喰らい、畳の上で涙を流した
「うっぐすっ……すごい丁寧な言葉で拒絶された」
その後近藤は土方や沖田に変態だなんだと罵られつつ、時雨の切られた髪を綺麗に束ね、真選組の金庫に保管したそうな
、
「そう、最強と言われている鬼で僕は白鬼様に会わなければならない
そう考えれば警察である真選組に入れるのは情報収集として最適だな」
入隊試験の後、隊服を作る事になった時雨は現在、下着に薄い着物を羽織り、沖田に体の採寸をされている
何故男の沖田が採寸をする羽目になったのかといえば、女中が採寸しようとすると暴れ、採寸どころではなかったからだ
普段ならこんな事は絶対しない沖田だが、近藤に頼まれ仕方なく時雨の採寸をする事になった
「つぎはバストですぜィ」
「だから外国語はわからんといっているだろう。うえすと、ではなく腹周りと言ってくれ」
「その感じでいくと胸周りですかねィ」
慌てふためく時雨を期待し、沖田はニヤリと笑いながらメジャーを伸ばした
「ふむ胸周りのことか
手を上げていればいいのか?」
沖田の期待を裏切り、なんでもないように目の前でバンザイをする時雨に流石の沖田もツッコまざるをえない
「鬼ってのは男女の感覚が薄いもんなんですかィ?」
すると時雨は目を丸くし、
「沖田しか測れる人がいないのだから仕方ないだろう?
それともなんだ綺麗な顔して案外ウブなのか?」
ニヤニヤしながら挑発するようにいう時雨に若干苛立ちを覚えつつも、沖田は無視して胸囲を測り始める
「……」
(こいつ相当着痩せするタイプみたいですねィ)
翌日、沖田の協力もあり完成した時雨の隊服が届けられた
配属先は一番隊副隊長という事になり、隊長格と同じデザインに、ツノを隠すためのフードが付いた形になった
近藤の意向でなぜか下は膝丈の半ズボンにショートブーツになっている
「んーなんかイマイチ男の子に見えないなぁ……」
時雨の隊服姿を見て近藤があごを触りながら呟いた
「近藤さんがカッコ可愛い系だから男装もいけるとか言ったんですぜィ
それに隊士達はこいつの事完全に男だって信じてますぜ?」
「それはこいつが強いのを目の当たりにしたからだろ
外に出て、周りからこいつが女の子にしか見えないという反応をされりゃ、流石に気づいちまうぞ」
一通り近藤、土方、沖田の話を聞いた時雨は腰まである長い髪の毛先をいじりつつ
「ふむ……
沖田、刀を貸してくれないか?」
沖田が時雨に刀を手渡すと、時雨はなんの迷いもなく首のあたりで束ねた髪を切り落とした
もともと猫っ毛で癖のある時雨の髪は直線的に切られたにもかかわらず、パーマを当てたショートカットのようになった
「時雨ちゃん!!!?
だめだよ!髪は女の命でしょ!!?
それにその髪型……」
「旦那にソックリですねィ」
グシャッ
沖田の一言に気にくわないダメ男を思い出したのか、土方はタバコの箱を握り潰す
「これならまだ男に見えるだろ?」
「まぁさっきよりはしっくりくるけど……
でも女の命切っちゃったから死ぬんじゃないの!!?大丈夫時雨ちゃん」
ゲシッ
「さわらないでいただきたい局長殿
獣臭くてかなわん」
時雨に飛びつこうとした近藤は見事な回し蹴りを喰らい、畳の上で涙を流した
「うっぐすっ……すごい丁寧な言葉で拒絶された」
その後近藤は土方や沖田に変態だなんだと罵られつつ、時雨の切られた髪を綺麗に束ね、真選組の金庫に保管したそうな
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